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タクシードライバーは休日が多い?現役ドライバーが実際の働き方を解説
タクシードライバーって、どれくらい休日があるのかな?
勤務時間が長そうだけど、きちんと休めるのか心配です。
本記事ではこのようなお悩みを解決していきます。
タクシードライバーの実際の働き方や休み方について、一般にはあまり知られていないかもしれません。
本記事では、タクシードライバーの休日が実際にどれくらいあって、どんな感じで休みを過ごしているかを現役ドライバーが解説しています。
結論から言うと、タクシードライバーは「隔日勤務」という勤務形態を選ぶと月の半分以上が休日です。たくさん休日が欲しい方は、隔日勤務を選べばいいということになります。
その他の勤務形態では、月6~8日くらいが休日なので、一般的な会社員の方と同じか少し少ないくらいです。
でも勤務形態によってメリットやデメリットがあるので、その辺のことは本文で詳しく解説していきますね。
勤務形態の選び方で、タクシー運転手になってから後悔しないように、色々と知っておきましょう。
- タクシードライバーの勤務形態ごとの休日数が分かる。
- タクシードライバーが実際にどのように休日を過ごしているか分かる。
ブログの筆者について
隔日勤務は休日が多いと書きましたが、希望の勤務形態があるかどうかはタクシー会社によりけりです。しっかり調べていなければ、入社してから「希望の働き方ができない…」と困ることになります。
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タクシードライバーは休日が多い?
結論からいうと、タクシードライバーは隔日勤務という勤務形態を選べば、休日は月の半分以上と多いです。
その他の、昼勤や夜勤、昼夜勤を選ぶと、月6日くらいの休日になります。週休2日制ののサラリーマンと比べると少ないくらいですね。
とはいえ、昼勤や夜勤でも有給休暇と休日を組み合わせることで、3連休などもとることができるようになります。
タクシードライバーの勤務形態についてざっくり説明しておきます。
- 隔日勤務 1回の乗務が20時間程度と長いが、勤務日の翌日は休み
- 昼勤 一般的なサラリーマンと同じように朝から夕方まで働く
- 夜勤 昼勤と逆の勤務パターンで、夕方から朝まで働く
- 昼夜勤 昼勤と夜勤が一定パターンで入れ替わる
この中で昼夜勤に関しては、採用しているタクシー会社は少ないようです。
これから勤務形態ごとに、休日数と労働時間を解説していきます。
勤務形態によって休日数が異なる
タクシードライバーの休日数は、隔日勤務とその他の勤務形態(昼勤、夜勤、昼夜勤)に分かれます。
月間の休日数と勤務日数を比較してみました。
休日数 | 勤務日数 | |
隔日勤務 | 17~19日 | 12~14日 |
昼勤、夜勤、昼夜勤 | 6~8日 | 22~25日 |
この表はあくまでも例なので、タクシー会社によって異なることがあります。
タクシー会社のホームページを見ると、「休日が多く、家族との時間が増えました」というようなドライバーの声が掲載されていることがあります。
そのタクシー会社は、「隔日勤務」を採用していることがほとんどです。
同じ隔日勤務であれば、大体の勤務パターンは同じですが、出勤時間や休日数がタクシー会社によって多少異なる場合があります。
希望の働き方ができるかどうか、タクシー会社に聞くのはもちろんですが、私のおすすめは業界専門の転職エージェントを使うことです。タクシー会社に直接問い合わせにくいお金や休日の話も、エージェント経由なら聞きやすいですよね。
ドライバーズワークは、業界に詳しいアドバイザーがいるので特におすすめです。タクシー業界に転職するなら必須のエージェントですので、以下の公式サイトから登録だけでもしておきましょう。
隔日勤務については詳しく書いた記事もあります。以下も参考にしてみてください。
シフトパターンの例(勤務形態別)
タクシードライバーの主な勤務形態は下記のとおりです。
- 隔日勤務
- 昼勤
- 夜勤
- 昼夜勤
これらの勤務形態別を選ぶと、どのようなシフトになり、休日はどのように過ごしているかの例をご紹介します。
隔日勤務のシフト
隔日勤務の一ヶ月のシフト例は、下記のとおりです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
1 出 | 2 明 | 3 出 | 4 明 | 5 出 | 6 明 | 7 公 |
8 出 | 9 明 | 10 公 | 11 出 | 12 明 | 13 出 | 14 明 |
15 公 | 16 出 | 17 明 | 18 出 | 19 明 | 20 公 | 21 出 |
22 明 | 23 出 | 24 明 | 25 公 | 26 出 | 27 明 | 28 出 |
29 明 | 30 公 |
✔ この表の説明
- 出は出勤日。明は明け番(休み)。公は、公休日です。
- 出勤日の翌日は必ず休みです。
- 明け番と公休日が続いているところは、連休です。
- このシフトでは、出勤日は12日。休日は、明け番と公休日を合わせて18日になります。
隔日勤務の休日の過ごし方
隔日勤務では、8時くらいに出勤した場合、夜間もとおして働き翌朝の4時くらいに帰ってきます。
勤務から帰ってくると、人にもよりますが2時間くらい仮眠をとり、午後からは普通の休日と同じように好きな時間を過ごしていることが多いようです。
後は翌日の勤務にそなえて、夜間睡眠をとります。
隔日勤務は一回の勤務での拘束時間が20時間程度と長いため、勤務中に何回かに分けて合計3時間程度休憩をとっています。このときに仮眠をとっていることもあるようです。
他の職業ではあまりない勤務形態で大変そうですが、慣れてしまえば生活のリズムができて、体は楽だという声があります。
わたし自身は隔日勤務で働いたことはありませんが、同じ営業所で隔日勤務で働いているドライバーは、「家が遠くて通勤に時間がかかるから隔日勤務だと勤務日数が少なくて楽だ」と言っていました。
昼勤・夜勤のシフト
昼勤と夜勤は、同じようなシフトパターンになるため、一緒に説明させていただきます。
昼勤・夜勤の一ヶ月のシフト例は次のとおりです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
1 出 | 2 出 | 3 出 | 4 出 | 5 出 | 6 出 | 7 公 |
8 出 | 9 出 | 10 出 | 11 出 | 12 出 | 13 出 | 14 公 |
15 公 | 16 出 | 17 出 | 18 出 | 19 出 | 20 出 | 21 出 |
22 公 | 23 出 | 24 出 | 25 出 | 26 出 | 27 出 | 28 出 |
29 公 | 30 公 |
✔ この表の説明
- 出は出勤日。公は公休日です。
- この表では、6日働いて1日休み、6日働いて2日休み。というパターンで勤務。
- 月間出勤日数が24日。休日数は6日となってますね。
昼勤の休日の過ごしかた
わたしは昼勤を経験したことがあるので、わたしが昼勤のときどのように過ごしていたかを例にご説明します。
一般的なサラリーマンと同じように、休日は家族との時間を過ごしたり、やりたい事をやって過ごせます。
タクシードライバーの昼勤は、出勤時間が5~7時くらいのあいだが多いです。
朝が他の職業とくらべて早めかもしれません。
なので、休日の夜は22時前には寝るようにしていますね。
夜勤の休日の過ごしかた
結論から言うと、夜勤の休日の過ごしかたは慣れが必要かもしれません。
夜勤の休日の過ごしかたは、基本的にはお昼過ぎに起きて夜中ずっと起きている。そして、朝方寝るような過ごしかたになるかと。
連休のときは、休み中だけ昼型の生活に戻して、日中に家族と出かけたりすることもできます。
この場合、夜勤が始まるとまた夜型の生活になるので、それまでに生活のリズムを戻しておかなけらばなりません。
夜勤の日は、昼間寝ておかないと勤務中眠くなってしまいます。昼間寝るために夜間起きていることが必要になるでしょう。
昼夜勤のシフト
昼夜勤のシフト例は次のとおりです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
1 昼 | 2 昼 | 3 昼 | 4 昼 | 5 昼 | 6 昼 | 7 公 |
8 昼 | 9 昼 | 10 昼 | 11 昼 | 12 昼 | 13 昼 | 14 公 |
15 公 | 16 夜 | 17 夜 | 18 夜 | 19 夜 | 20 夜 | 21 夜 |
22 公 | 23 夜 | 24 夜 | 25 夜 | 26 夜 | 27 夜 | 28 夜 |
29 公 | 30 公 |
昼夜勤は、昼勤や夜勤とシフトパータンが似ています。違うところは、昼間の勤務と夜間の勤務が入れ替わるところです。
✔ この表の説明
- 昼は昼勤、夜は夜勤、公は公休です。
- 6日働いて1日休み、6日働いて2日休みというパターンになっています。
- 2連休の翌日から昼と夜が入れ替わるようになっています。
昼夜勤の休日の過ごしかた
昼夜勤は、昼勤と夜勤が一定期間で入れ替わる勤務形態です。
わたしはこの昼夜勤で働いたことがありますが、昼夜勤で難しいのは、夜勤まえの公休の過ごしかたですね。前記のシフト表でいうと、赤字になっている15日です。
理由は、この休みの間に体を昼型から夜型へと変えておく必要があるからです。
わたしは、夜勤前の夜はできるだけ遅くまで起きているようにして、日中寝ているようにしていました。
夜勤前の夜起きているのが辛くて寝てしまうことがありますが、そのときは通しで日中も寝ていることもあります。
昼と夜との入れ替わりに体を合わせる方法は人によって違いますが、自分に合ったやり方を見つけることが必要です。
勤務時間の比較
1乗務の勤務時間を比較してみました。
ちなみに勤務時間数、時間帯は大体の傾向なので、タクシー会社によって異なることがあります。
ご参考までにどうぞ。
勤務形態 | 勤務時間数 | 時間帯 |
隔日勤務 | 20時間くらい | 8時~4時 |
昼勤 | 10時間くらい | 7~17時 |
夜勤 | 10時間くらい | 18時~4時 |
昼夜勤 | 10時間くらい | 昼勤:7~17時/夜勤:18時~4時 |
勤務形態によってメリット、デメリットがある
それぞれの勤務形態にメリットとデメリットがあります。
勤務形態を選ぶさいには、メリットとデメリット両方知っておくことが必要です。
勤務形態ごとのメリットとデメリットは次のとおりです。
勤務形態 | メリット | デメリット |
隔日勤務 | 休日が多い | 勤務時間が長く慣れが必要 |
昼勤 | 昼の生活ができる。家族との用事が入れやすい | 稼ぎにくい |
夜勤 | たくさん稼ぎやすい | 休日の昼間に用事があると辛い |
昼夜勤 | 収入とプライベートのバランスが取れている | 昼と夜の入れ替わりが辛い |
勤務形態のメリットとデメリットを考えるときにポイントとなるのは、稼ぎやすさとプライベートの充実です。
結論から言うと、稼ぎやすさとプライベートの充実、最もバランスが取れている勤務形態は、隔日勤務だと思います。
その次にくるのは、昼夜勤になるかと。
理由としては、隔日勤務の勤務時間にはタクシーで稼ぎやすい夜間勤務の時間帯が含まれていることがあります。
タクシードライバーをやっている人にとっては当たり前のことですが、タクシー営業でもっともおいしい時間帯は22時の夜間なのです。
タクシーは22時~5時まで2割増量になります。この時間帯を業界用語で”青タン”といいますが、同じ距離を走っても料金が上がるため、営業効率がよいのですね。
隔日勤務は、夜間の時間帯も働けるため稼ぎやすい。そのうえ、休日が多いため、稼ぎやすさとプライベートの充実のバランスがとれた勤務形態なのです。
夜勤は、稼ぎやすさだけ見ればダントツですが、夜型の生活にどっぷりと浸かっているので、休日の昼間家族と出かけようとすると、夜勤明けで疲れた体のまま時間を過ごさなければなりません。
まとめ
タクシードライバーは、隔日勤務を選べば休日が多いです。
そのうえ隔日勤務は、売上げが上がりやすい夜間の時間帯も働くため、稼ぎやすさとプライベートの充実のバランスがよい勤務形態だということができます。
勤務時間が長く慣れは必要ですが、夜勤のように休日の夜に無理をして起きている必要もなく、生活のリズムが作りやすいというドライバーの声もあります。
勤務形態によってメリットとデメリットがあるので、これらを考えて勤務形態を選ぶことが必要でしょう。
また、タクシードライバーに転職するさいには、勤務形態の他に知っておいたほうがよいことがあります。
こちらの記事では、現役タクシードライバーであるわたし自身が感じている、タクシードライバーに転職して後悔していること、良かったことを全て実体験にもとづいて解説しています。
これからタクシードライバーへの転職をお考えていて失敗したくないかたは読んでおきましょう。
タクシードライバーに転職して後悔していること、良かったこと。現役ドライバーのリアルな感想が分かります。
>>私がタクシー業界へ転職して後悔している6つのこと。現役ドライバーが解説