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タクシー運転手に定年や年齢制限はある【再雇用が可能な場合も】
タクシードライバーって、定年はあるの?
高齢のドライバーが多そうだけど、何歳まで働けるのかな?
タクシードライバーに転職するとき、年齢制限はある?
本記事では、上記のようなお悩みを解決していきます。
結論からいうと、定年があるタクシー会社がほとんどです。
ただし、法律上はタクシードライバーの定年について定められておらず、定年後も委託・契約社員として働けるタクシー会社が多くなっています。
記事を書いている私は、タクシー業界歴6年の現役ドライバーです。私の周りにも、定年後に再雇用されて元気に働いている同僚がいます。人生経験を活かして、固定客を抱えてバリバリ働いている方もいらっしゃいます。
この記事では、タクシー業界に身を置く私が、タクシードライバーの定年事情について解説しています。
- タクシードライバーには定年があるのかどうか
- 高齢ドライバーの働き方について
- タクシードライバーに転職する際の年齢制限について
ブログの筆者について
タクシー業界は慢性的に人手不足のため、年齢を理由に転職を諦める必要はありません。企業のサイトなどで求人情報が見つからなくても、業界専門の転職エージェントに相談すると仕事が見つかる場合もあります。
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タクシードライバーに定年はあるの?
タクシードライバーに定年を設けているタクシー会社がほとんどです。
ただし、法律上はタクシードライバーの定年について定められておらず、定年後も委託・契約社員として働けるタクシー会社が多いのが実情。
国土交通省の調べによると、65歳以上の男性タクシードライバーの割合(平成26年)は、全体の22.4%を占めています。
実際にタクシードライバーは何歳まで働けるのかについて、これから解説していきます。
タクシードライバーは何歳まで働ける?
結論からいうと、大手タクシー会社では最長で75歳まで、中小タクシー会社では80歳代までが限度です。
東京都のタクシー大手4社の定年と、再雇用された場合いつまで働けるかを調べてみました。
タクシー会社 | 定年 | 委託・契約 |
大和自動車交通 | 60歳 | 75歳 |
日本交通 | 65歳 | 68歳 |
帝都自働車交通 | 65歳 | 73歳 |
国際自動車 | 65歳 | 1年契約で延長可 |
タクシー業界では選択定年制が主流になっています。
選択定年制とは?
選択定年制とは、健康面や運転面に問題がないなどの条件を満たしていれば、定年後も契約社員として再雇用される制度のこと。契約期間は1年ごとのタクシー会社が多いようです。
タクシー業界では選択定年制が浸透しており、定年後も働くかどうかドライバーが選択できます。
75歳以上のタクシードライバーがいる理由
中小タクシー会社では、運転経歴をみて長い期間無事故・無違反の優良ドライバーに限り、80歳を過ぎても雇うことがあります。
ちなみに個人タクシーについては、平成14年2月以降に開業した人は、75歳が定年です。
平成14年2月以前に個人タクシーとして開業していれば、定年はありません。
要するに、タクシードライバーは何歳まで働けるかというと、次のようになります。
- 大手タクシー会社は、75歳までが働ける限度
- 中小タクシー会社は、優良ドライバーに限り、80歳過ぎても雇用されることがある
- 個人タクシーの定年は原則75歳
タクシードライバーは年齢制限が緩い
タクシードライバーは、他の職業と比べて年齢制限が緩いです。
年齢制限が緩い理由のとして、タクシー業界は慢性的な人材不足で、人材を広く求めていることが挙げられます。
実際にタクシードライバーの求人をみると、60代以上でも応募できることがほとんど。
参考までに、タクシードライバーと全労働者の平均年齢を比較してみました。
平均年齢 | |
タクシードライバー(男性) | 60歳 |
全労働者 | 43歳 |
参考資料:全国ハイヤー・タクシー連合会/厚生労働省
タクシードライバーは全労働者と比べて平均年齢が約17歳も若いことが分かりますね。
タクシードライバーは、運転以外に体を使うことが少なく、年齢関係なく働ける仕事です。
平均年齢が60歳と高いところから、ある程度歳を重ねてからタクシードライバーになる人も多そうですね。
タクシードライバーは何歳からなる人が多いのか、次の項でご説明します。
何歳からタクシードライバーになる人が多いのか?
タクシードライバーになる年齢は人それぞれですが、全国ハイヤー・タクシー連合会の統計結果を見ると、47歳くらいが多いと推測できます。
47歳でタクシードライバーになる人が多いと推測したのは、次の計算式からです。
56.8歳(平均年齢)−9.3歳(平均勤続年数)=47歳(タクシードライバーになった年齢)
実際にタクシー業界に身を置くわたしからすると、47歳は「なるほど」と思えます。
体感ですが、わたしが働いているタクシー会社では、40〜50代で入社する方が多いです。
50代で入社して、60歳を過ぎてもドライバーをやってる方も周りには沢山います。
タクシードライバーは、体力はいりますが力を使う仕事ではないので、体調管理ができていれば、60歳過ぎても続けていける仕事です。
知っておきたい年齢と事故の関係
タクシードライバーは、高齢になると事故のリスクが高まります。
歳をとると身体機能が低下し、安全運転に必要な下記の機能が低下するからです。
- 動体視力
- 体力や筋力
- 判断力
タクシードライバーの事故件数(令和2年)を年齢別に比較してみました。
年齢 | 20~29歳 | 30~39歳 | 40~49歳 | 50~59歳 | 60~69歳 | 70歳以上 | 合計 |
ハイヤー・タクシー運転手 | 204 | 298 | 868 | 2,110 | 4,296 | 3,128 | 10,904 |
比率 | 1.9% | 2.7% | 8.0% | 19.3% | 39.4% | 28.7% |
この統計から60歳以上の事故が多いことが分かりますね。
とはいえ、長年のあいだ無事故の高齢ドライバーもいます。
高齢でドライバーを続けていくうえでは、身体機能の低下や事故のリスクがあることを理解したうえで、健康管理していく必要があります。
定年後にタクシードライバーという選択肢はあり?
結論からいうと、定年後にタクシードライバーへ転職することはありだと思います。
タクシードライバーは力仕事ではなく、歳をとっても続けられる仕事だからです。
実際に定年後もタクシードライバーを続けている方はいらっしゃいます。
定年後にタクシードライバーという選択肢はありだとは思いますが、いくつか注意すべきポイントがあるので、これからご説明します。
定年後タクシードライバーへ転職する場合に注意すべきポイント
定年後タクシードライバーへ転職する方が注意すべきポイントは2つあります。
- タクシードライバーになるためには2種免許が必要
- 事故のリスクがある
これからこの2つのポイントについて、解説していきます。
タクシードライバーになるためには2種免許が必要
タクシードライバーになるためには2種免許が必要です。
2種免許はタクシー会社が費用を負担してくれてとらせてくれる場合もあります。
ただし、若い人に限って2種免許取得に対するサポートをしているタクシー会社があるので、求人に応募するときに確認が必要です。
事故のリスクがある
タクシードライバーは、事故のリスクがある職業です。
タクシードライバーは公道をかりて営業する仕事である以上、事故のリスクを切り離すことはできません。
特に高齢になると、身体機能の衰えから事故のリスクが高くなると言われています。
定年後にタクシードライバーへの転職をお考えのかたは、事故のリスクがあることを理解したうえで、自身の身体の状態も考えて判断する必要があるでしょう。
定年後にタクシードライバーをやるメリット
定年後にタクシードライバーをやるメリットは、次の4つです。
- 年齢や経験を問わないタクシー会社が多い
- 年金をもらいながら働ける
- 自分のペースで働ける
- 人生経験を活かして働ける
これからこの4つのメリットについて、解説していきます。
年齢や経験を問わないタクシー会社が多い
タクシー会社が人を採用する際、年齢や経験を問わないことがほとんどです。
タクシー会社では、幅広い人材を確保するため採用の間口が広くとられています。
未経験でタクシードライバーが務まるのかと思われるかもしれませんが、未経験者への研修に力を入れているタクシー会社が多く、地理や業務上必要なスキルを身につけてから、一人乗りデビューです。
一般的には、60代から職を変えようとすると、年齢や経験を問われるため、転職の難易度が上がります。
タクシードライバーなら、年齢や経験を問われることがほとんどなく、60代からでもスタートしやすいですね。
年金をもらいながら働ける
タクシードライバーは、年金をもらいながらでも働けます。
タクシー会社によっては、勤務時間や勤務日数は希望がだしやすいことも。
年金をもらいながら働く際に注意したいことは、働きすぎると年金が減ってしまうことです。
そこで、年金額の基準をまとめてみました。
年齢 | 給料と年金の合計(基準額) |
60~64歳 | 28万円 |
65歳以上 | 47万円 |
厚生労働省が公開している年金制度改正法(令和2年法律第40号)が成立に基づいてます。
現行法では、65歳未満の方が、給料と年金の合計が28万円を越えると、年金が減額されてしまいます。
令和4年4月からは、65歳未満については減額条件が緩和され、給料と年金の合計が47万円までに変更されます。
今後は年金制度が改正されることで、年金をもらいながら働く人が、より生活しやすくなりそうですね。
自分のペースで働ける
タクシードライバーは自分のペースで働けるところが、魅力的です。
自分のペースで働ける理由は、下記のとおり。
- 勤務時間や、勤務日数が選べる
- 乗務中のペース配分を自分でできる
✔️ 勤務時間や勤務日数が選べる
タクシードライバーは、勤務形態によって働く時間帯や勤務日数が異なります。
一般的なサラリーマンだと、勤務時間や勤務日数がはじめから決まっていると思いますが、タクシードライバーは自分の生活スタイルに合わせて勤務形態を選べます。
タクシードライバーの勤務形態は、大きく分けて4つあります。
勤務形態 | 勤務する時間帯 | 月間の休日数 |
隔日勤務 | 20時間程度 | 月の半分以上が休み |
昼勤 | 朝から夕方まで | 6日ていど |
夜勤 | 夕方から朝まで | 6日ていど |
昼夜勤 | 昼勤と夜勤を交互に繰り返す | 6日ていど |
詳しくはこちらの記事で解説しています。
✔️ 乗務中のペース配分がしやすい
タクシードライバーは、自分で走るコースを決めながら営業するため、ペース配分しやすいです。
乗務中に休憩したくなれば、自分の判断で休めます。流しや待機、無線配車どのように営業するかも、自分自身で決められる。
例えば、疲れ気味の日は休憩を多めにするということもドライバー自身の判断によりできるわけです。
一般的なサラリーマンだと、仕事量を自分で決めることは難しいですが、タクシードライバーなら自分のペースで働けます。
✔ 人生経験を活かして働ける
タクシードライバーは、人生経験を活かして働ける職業です。
なぜなら、タクシーには多種多様なお客さまが乗ってきて、お客さまによって対応方法が異なるからです。
高齢のドライバーの強みである人生経験は、タクシーでこそ活かせます。
実際にわたしが働いているタクシー会社では、60代のドライバーもいますが、中にはリピート客を抱えているドライバーもいます。
タクシードライバーは、ドライバーの人生経験が接客に繋がる奥深い仕事なのです。
まとめ
タクシードライバーの定年は、タクシー会社によって異なりますが、65歳での定年が多い傾向があります。
ただし、定年後も委託や契約で働き続けられる選択定年制が主流です。
定年後に働く限度としては、大手タクシー会社では75歳まで、中小タクシー会社では80歳代までが目安になります。
タクシー業界は年齢制限が緩く、年齢や経験を問わない求人がたくさんあります。
このため、定年後にタクシードライバーをやることも可能です。
定年後にタクシードライバーになる場合、気をつけるべきポイントは2つあります。
- タクシードライバーになるためには2種免許が必要
- 事故のリスクがある
転職で失敗するリスクを減らすためにも、この2つは押さえておきましょう。
定年後にタクシードライバーをやるメリットとしては、次の4つあります。
- 年齢や経験を問わないタクシー会社が多い
- 年金をもらいながら働ける
- 自分のペースで働ける
- 人生経験を活かして働ける
年齢を問わず働けるのがタクシードライバーの魅力です。
この記事を読んで、タクシードライバーへの転職に興味を持たれた方には、こちら記事が参考になります。
>>未経験からタクシードライバーへ転職する方法。現役ドライバーが解説
現役ドライバーであるわたしが、失敗しない転職方法を解説しています。