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タクシー会社の保証給制度とは?保証給期間中にやるべきことを現役ドライバーが解説


タクシーの保証給について知りたい。
タクシーの求人でよく見る保証給って、誰でももらえるの?
こんなお悩みを解決する記事です。
タクシーの保証給制度とは、未経験者がタクシー会社に入った際、勤務にに慣れるまでの期間に賃金が保証される制度です。売上をあげることができなくても、「勤務していれば最低限の給料は保証します」というような内容になっています。
この記事では、タクシー会社の保証給制度がどんなものなのかという内容を解説します。
記事を書いている私自身も現役のタクシー運転手です。実際に私が新人だった頃の実体験を踏まえ、保証給制度を受けてみてどうだったかという部分についても言及します。
ブログの筆者について


- タクシー会社の保証給制度がどのようなものかが分かる
- 保証給制度の注意点が分かる
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それでは、ここから解説に入っていきます。
タクシー会社の保証給制度とは?


入社後3ヶ月間40万円保証
タクシー会社の求人を見ていると、このような文言を目にしたことはありませんか?
「本当に貰えるの?」と思うかたがいるかもしれませんが、基本的には本当にもらえます。
全てのタクシー会社が保証給制度を採用しているわけではありませんが、大手のタクシー会社を中心に保証制度が浸透しているようです。
ただ、タクシー会社の保証給を貰うためには、いくつかの条件をクリアする必要があることがあります。
保証給が支給される条件があることがある
保証給が支給されるためには、いくつか条件があることがあります。
タクシー会社によって、保証給が支給される条件は異なりますが、タクシー会社の求人を見ているとよく目にするのは、このようなものです。
「未経験者に限る」
保証給とは、基本的に未経験者がタクシー営業に慣れるまでの期間、売上げをあげれなくてもきちんと勤務していれば、最低限の給料は保証します、というような意味なのですね。
「売上げをあげれなくてもきちんと勤務していれば」
「きちんと勤務する」とはどのような意味なのでしょうか?
- 一日に距離を走っていること
- 営業回数があること
- 欠勤が少ないことなど
わたしが働いているタクシー会社では、一日に距離を走っていることや、営業回数があることが、保証給を貰うための条件になっています。
距離についつは、夜勤や昼勤などの勤務形態によって変わりますが、例えば昼勤なら150km以上というような具体的な距離数が条件になっていますね。
営業回数についても、例えば一日20回以上と決まっているなら、一日の勤務で20回お客さまをお乗せすることが必要です。
欠勤が少ないことについても、月間の出勤率が何%以上というように定められていることがあります。
タクシー会社としては、保証給の期間中勤務に励み、仕事に慣れて欲しいという意味合いがありそうです。条件は、真面目に勤務していればクリアできるものが多いと思います。
ここで挙げた保証給を貰うための条件については、タクシー会社によって様々です。
求人には載っていない場合があるので、タクシー会社に応募する際には確認してみましょう。
保証給と最低賃金との違いについて
保証給と最低賃金の違いは何でしょうか?
まず最低賃金についてご説明します。
最低賃金とは、使用者が労働者に支払わなければならない賃金の最低額をさだめた制度。
最低賃金には、都道府県ごとに定められた「地域別最低賃金」と、特定の産業を対象に定められた「特定(産業別)最低賃金とがあります。
タクシー運転手には、地域別最低賃金が適用されます。
最低賃金は時給になっていて、何時間働いたかで計算しますが。
例えば、最低賃金が900円で7時間働いたとすると、日給は6300円と計算。
これに対して、タクシー会社の保証給は月〇〇万円というように、月額になっていることがほとんどです。
また、最低賃金は労働者のセーフティー・ネットとしての意味合いがあるのに対して、保証給はタクシー会社が未経験者でもある程度の生活レベルが保てるようにするのが意味合い。
したがって、タクシー会社の保証給が最低賃金を上回ります。
保証給の金額や期間について
保証給の金額や期間については、タクシー会社によって様ざまです。
大手のタクシーほど保証給が手厚く、なかには月40万円保証という求人もあります。
保証給の期間としては、3〜12ヶ月、金額としては月30〜40万円くらいが多いです。
保証給が30万円より下がる場合はないの?と思うかたがいるかもしれませんが、保証給は、給料よりも低い場合にのみ適応されるため、低すぎるとそもそも保証給を設定する意味がなくなってしまいます。
例えば、仮に保証給が20万だった場合、タクシー運転手が給料22万円を稼いだとすると、高い方の22万円が給料になります。
タクシー運転手の給料は歩合制が基本になるため、売上げに応じて給料が変わりますが、タクシー運転手を普通にやっていて月20万円を切ることはあまりありません。
とはいえ、近年の新型コロナの影響でタクシー運転手の給料が下がっていますし、どの勤務形態で働くかにもよりますが…。
少し話がわき道にそれましたが、最低賃金とのからみや、タクシー運転手の平均賃金からみても、保証給を出すなら30万円以上が妥当かと思います。
先ほどのお話のなかで出た歩合制については、つぎの項でご説明しますね。
タクシー会社では保証給とは別に、入社祝い金がもらえることがあります。
入社祝い金について知りたいかたは、こちらの記事をごらんください↓
タクシーに転職すると入社祝い金がもらえる。入社祝い金をもらえる条件とは?
タクシー運転手の給与体系について


タクシー運転手の給与は、歩合制が基本になっていて、大きく分けると完全歩合制と一部歩合制とがあります。
歩合制というのは、タクシーでの売上げに応じて給与が支払われる給与制度です。
例えば、タクシーの月間売上げが70万円で、歩合率が60%だったとすると、貰える給与は42万円という計算になります。
歩合率については、タクシー会社によって様々ですが、40~60%くらいが相場のようですね。
完全歩合制
完全歩合制は、歩合給のみの給与体系をいいます。
給与=歩合給
完全歩合制は、売上げが良ければそれだけ給与に反映されることがメリットですが、逆に売上げが悪いとそれだけ給与が下がることがデメリットです。



わたしが働いているタクシー会社では、この完全歩合制を採用しています。
2020年の春から新型コロナの影響でお客さまが減っていますが、このような時期に完全歩合制はとても厳しいと感じました。
最低賃金の給与は貰えますが、歩合制の不安定さを体感しています。
今後お客さまが戻ってこれば、給与も回復してくるとは思いますが、良くも悪くも景気や社会情勢の影響が大きいのが完全歩合制ですね。
一部歩合制
一部歩合制は、歩合給に固定給が足された給与制度です。
一部歩合制も歩合給の要素があるため、景気や社会情勢によって給与が変動しやすいということはできますが、歩合給が悪い月でも固定給による下支えがあり、安心感があります。
給与=歩合給+固定給
例えば、歩合率が50%で固定給が 月間の売上が70万円だったとすると
給与=70万円×40%+13万円(固定給)
給与=28万円(歩合給)+13万円(固定給)=41万円という計算になります。
歩合率や固定給についてはタクシー会社によって異なります。
ボーナスについて
ボナースについては、企業の利益がボーナスとして還元されるタイプと、タクシー運転手の毎月の売上げから積立てられるタイプとがあります。
どちらのタイプのボーナスも年に数回支給されますが、どちらのタイプも支給額が変動することがあります。
企業の利益がボーナスとして還元されるタイプは、会社の利益がどれだけでたかによってボーナス額が変わりますし、タクシー運転手の毎月の売上げから積立てられるタイプは、毎月の売上げによってボーナスの支給額が変わるようですね。



わたしが働いているタクシー会社では、タクシー運転手の毎月の売上げから積立てたボーナスが支給されますが、月間の売上げによって支給率が変わるため、売上が多いほどボーナスが増えます。
売上げが少ないとボーナスも減りますが、毎月の売上目標をたてるさいの基準になり、モチベーションにもなっているのはよいですね。
タクシー業界にはなぜ保証給制度があるのか?


タクシー会社が保証給制度を取り入れた背景には、タクシー業界の人材不足があります。
タクシー運転手の仕事は、一般の人からするとどのように働いているかや、どれだけ稼げるかなどグレーな部分が多いかと…。
例えば、「月間30万円を半年間保証します」と求人に書いてあったほうが、安心して転職できますよね。



わたしはこれまで、たくさんの新人ドライバーの同乗研修を行ってきました。
いままで研修を行った新人さんのほとんどが、「タクシーがこんなに覚えることが多くて大変な仕事だと思わなかった」と本音をもらします。
たとえば、保証給の期間が半年間あれば、その期間中はとりあえず売上げのことは置いておいて、地理や接遇、運転などの知識や技術をレベルアップすることに専念できるでしょう。
「保証期間中にタクシー運転手の仕事に慣れてもらいたい」というのが、タクシー会社の思惑なのではないでしょうか。
保証給期間中にやっておくべきこと


保証給期間は、タクシー運転手としてひとり立ちし、この仕事を続けていけるようにするための準備期間です。
タクシー運転手の仕事を続けていくためには、安全、おもてなし、地理のスキルを身につけることが必要不可欠。
タクシー会社によって、保証給を貰うための条件が決められていることがあります。条件とは、距離を走るや、営業回数などであること多いでしょう。
保証給を貰うための条件さえ満たしていれば、売上がたとえ上げれなくても最低限の給料が保証されています。
売上げを上げれるようになることも大切ですが、まずは安全、おもてなし、地理のスキルを身につけてタクシー運転手の仕事に慣れましょう。そうすれば、おのずと売上げはついてくるものです。
- タクシー運転手の仕事に慣れる
- 安全運転の技術を確立する
- 地理を覚える
- タクシーの接客に慣れる
- 売上げを上げるコツをつかむ
タクシー運転手の仕事に慣れる
タクシー運転手は、勤務時間が一般的なサラリーマンと違います。勤務形態によって変わりますが、朝が早かったり、拘束時間が長くなったりすることもあるでしょう。
保証給が貰える期間中に、一日の流れを体にしみ込ませること、流しの営業に慣れることなどが必要です。
ほとんどのタクシー会社では、ひとり乗りデビューする前に研修が行われるため、ある程度仕事のイメージはつかめているとは思いますが、実際にひとり乗りデビューすると全然違うと感じることでしょう。
タクシー運転手の新しい世界にワクワク、ドキドキしながら、この仕事に慣れていってください。
安全運転の技術を確立する
タクシー運転手にとって、事故を起こさないように安全運転の技術を身に着けることは非常に大切です。
事故を起こしてしまうと、事故当事者や会社にも迷惑をかけることになり、自身がケガなどをすると働くことができなくなりかねません。
一時停止は必ず止まる、左右の確認をしっかりするなど、基本的な安全運転の動作を体にしみ込ませるようにしましょう。
地理を覚える
わたしも保証給の期間中にかなりの地理を覚えました。
研修などで地理を勉強しましたが、一人でタクシーを運転する、お客さまを実際にお乗せしてご案内することは、これまでの研修とは全く別物だなと感じたことをいまでも覚えています。
売上げを意識した流し方になると、お客さまがよく乗るポイントをなぞっていくため、どうしても都心部などに営業エリアが絞られてくるでしょう。
ですが保証給の期間は、距離や営業回数といった条件さえ満たしていればある程度の給与が保証されます。なので、お客さまがたくさん乗るポイントではない場所など、広めのエリアを流すことができます。
そのようにすれば、中心部+その少し外側のエリアの地理を覚えることができます。
中心部から少しは離れたエリアを流していても、お客さまが手を上げて乗ってくることもあり、乗車ポイントを知る良い経験にもなるかもしれません。



地理を覚えることは、安全運転やおもてなしにも繋がります。
地理が分からないと、余裕がなくなって安全確認がおろそかになったり、接客する余裕すらなくなってしまいます。
新人ドライバーがお客さまから受ける苦情のなかで多いのは、地理が分からなくて大回りになってしまったことです。
これは逆にいうと、地理を覚えられれば、運転に余裕がでて、お客さまへおもてなしにも余裕が生まれます。地理を覚えることは、お客さまでのためでもありますが自分自身の為でもあります。
地理を克服できれば、タクシー運転手の仕事がさらに楽しめるはずです。
タクシーの接客に慣れる
タクシーの接客は、大手のタクシー会社になるとある程度マニュアル化されていることが多いでしょう。
- 乗車時のあいさつ
- シートベルトの着用をお願いする
- 自己紹介
- 行先と経路の確認
- お忘れ物がないかの声掛け
- 降車時にドアを開けるご案内
- 降車時の感謝のことば
ここで挙げたものは、わたしが働いているタクシー会社でマニュアル化されている接客の言葉の一例です。あくまでも最低限の声掛けですが、タクシーの接客で基本となるものですね。
もちろん、接客マニュアルについてはタクシー会社によって変わってくるとは思いますが、基本的なところは重なる部分が多いと思います。
もしかしたら、接客で言うことが意外と多いと感じるかたがいるかもしれませんが、内容的に難しいものではなく、繰り返すことで慣れてくるものかと。
難しくはありませんが、新人のときにクセづけしておかないと、ベテランになってもいつまでも言えないままになってしまいます。
保証給が貰える期間中に、実際の営業でタクシーの接客に慣れておくことが必要です。
タクシー運転手の接客は難しいものではなく、笑顔ができる、声の大きさが適切、あとは先にご紹介したような基本マニュアルさえ押さえていれば大丈夫ですね。
接客がしっかりできていると、お客さまとのやり取りがスムーズになり、苦情も少なくなるかと。タクシー運転手自身が楽しく仕事ができるためにも、接客は大切です。
売上げを上げるコツをつかむ
一人乗りが始まると、最初は運転がギクシャクして、いま自分がどこを走っているか分からない、接客の言葉がたどたどしいなどは誰でもある経験です。
はじめは、安全運転を心がける、地理や接客になれていくことが大切ですが、日数を重ねてくるにつれて、徐々に慣れてゆき余裕が生まれてくると思います。
タクシー営業に慣れていくことと同時に、売上げを上げるコツをつかんでいきましょう。新人ドライバーが売上げを上げていくためには、お客さまが乗ってくるポイントや時間帯を覚えることや、売上げがよい日になぜよかったかを振り返ることで、コツがつかめてくると思います。
売上げがよい日は、ロングのお客さまにあたったとか、あのお客さまをお乗せして降ろした直後に別のお客さまが乗ってきて営業の繋がりがよかったなど、何かしら要因があるものです。
お客さまの乗車が多いポイントは、同じ会社のドライバーに聞いてみてもよいかもしれません。自分がお客さまをお乗せたポイントや仲間から聞いた乗車ポイントなど情報収集して、引き出しを増やしていくことで、売上げを安定させることができるでしょう。
まとめ:保証給があるタクシー会社を選びましょう


タクシー業界ではドライバー不足の課題をかかえており、より多くの人材を確保するために保証給制度があるタクシー会社が多くなってきています。
保証給を貰うための条件はタクシー会社によって様々なので、入社するまえに確認するようにしましょう。
保証給が貰える期間中に、タクシー運転手の仕事に慣れ、安全、おもてなし、地理などのスキルを身につけて売上げを上げるコツをつかめれば、タクシー運転手の仕事をその後も続けていきやすいでしょう。
最後にわたしの体感ですが、保証給の意味あいが新型コロナが流行する前と後で変わっていると感じます。
勤務形態にもよりますが、わたしが働いているタクシー会社では新人が保証給よりも売上げを上げてくることは、難しいことではありませんでした。わたし自身も、新人のころ保険のために保証給の条件をクリアしながら、タクシー営業に慣れるように勤務していましたが、保証給以上稼げていたので、保証給のお世話になることがありませんでした。
新型コロナが流行する前は、他のタクシー会社でも新人のかたが保証給以上稼いでいることは多かったのではないでしょうか。
ですが新型コロナ以降は、タクシー利用客の全体的な減少により、いぜんのように売上げを上げることが難しくなり、売上げよりも保証給の条件をクリアすることが目標になっている新人ドライバーのかたをよく目にしています。
新人のころから、保証給の条件がゴールになっていることは、タクシー運転手を続けていくためにはあまりよい傾向ではありませんが、いまの状況を考えると仕方がないことかと…。
新型コロナの影響はまだしばらくは続くと予想されますが、いまの状況でタクシー業界に転職してくるなら、保証給制度があることはタクシー会社を選ぶ必須条件だと考えています。
保証給制度があるかどうかなど、自分の希望する条件にあったタクシー会社を探すときは、タクシー専門の転職サイトを使うと探しやすいです。
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わたし自身も「タクQ」に登録しています↓
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この記事をここまで読んでいただきありがとうございます。
わたしは、このブログをつうじてより多くの人に、タクシー運転手の仕事の魅力を知ってもらいたいと考えています。
この記事を読んで、タクシー運転手への転職を視野に入れてみようと思っていただいた人には、こちらの記事をぜひ読んでみてください。
タクシー運転手の転職を成功させるために必要なことについて解説しています。