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ドライバーズワーク【タクシー】
タクシードライバーに転職するのは難しい?転職経験者であるわたしが解説


タクシードライバーに転職するのって難しいかな?
タクシードライバーへ転職するために必要なことが知りたい。
実際に転職した人はどんな感じだったのかな…。
本記事では、このようなお悩みを解決していきます。
✔ この記事を読むと分かること
- タクシードライバーに転職する難易度について
- タクシードライバーへ転職するために必要なこと
- 転職経験者の体験談
ブログの筆者について


この記事を書いているわたしは、現役のタクシードライバーです。
わたしも今から約5年前に、未経験からタクシードライバーに転職しました。
わたしの前職はアパレル販売員ですが、わたしもタクシードライバーに転職を考えたとき、タクシードライバーって二種免許が必要だし、なるのは難しいかなと考えていた時期がありました。
この記事では、わたしがタクシードライバーに転職した体験をふまえて、タクシードライバーに転職する難易度についてや、どのへんが難しいかについて解説しています。
結論から言うと、タクシードライバーに転職することじたいは難しくはないです。
ただ、全く対策をせずに転職できるほど簡単ではありません。
未経験者がタクシードライバーに転職するためには、次の3つの試験をクリアしなければならないです。
- タクシー会社の採用試験
- 二種免許試験
- 地理の試験
この3つの条件の難易度や、試験の内容については本文で詳しく解説しています。
タクシードライバーに転職するのは難しい?


未経験がタクシードライバーに転職するためには、つぎに挙げる3つの試験をクリアしなければなりません。
- タクシー会社の採用試験
- 二種免許試験
- 地理の試験
3つの試験で試されるのは、主にタクシードライバーとして働くために必要な資質であったりスキルであったりします。
とくに二種免許は国家資格でタクシードライバーになるための要件になっていますが、二種免許をとるための教習所ではタクシードライバーとして実際に働くために必要な知識やスキルなどを身につける勉強の場でもあります。
タクシー会社に採用される難易度
タクシー会社に採用されることじたいは、難しくないと思います。
理由としては、タクシー業界は慢性的に人材不足だからです。
実際にわたしが働いているタクシー会社でも毎月のように新人さんが入ってきています。
ただ本当にお伝えしたいのはここからなのですが、どのタクシー会社を選ぶかによって、タクシードライバーとして仕事を続けていきやすいかが変わってきます。
結論からいうと、未経験者がタクシードライバーを始めるのであれば大手タクシー会社をおすすめします。
理由としては、大手タクシー会社のほうが新人研修や営業面でのサポートなどに力を入れていることが多いからです。
実際にわたしは、大手タクシー会社で働いていますが、研修体制がしっかりしていることや、無線配車が多いおかげで、未経験からでもある程度売上げが安定していました。
タクシードライバーは歩合制が基本なので、売上げがあげれないと収入が少なくなり生活ができなくなる恐れもあります。
大手タクシー会社は採用難易度は上がりますが、タクシー未経験のかたがタクシードライバーを始めるなら大手や準大手と言われるタクシー会社のほうが安心です。
二種免許取得の難易度
二種免許取得はきちんと対策をすればそこまで難易度は高くないと思います。
実際にわたしが運転免許試験場で学科試験を受けたとき、一緒に教習所に通った他の2人も一発で合格していました。
わたしが働いているタクシー会社でも、学科試験を落ちたということはたまにしか聞いたことがありません。
二種免許を取得するためには、いくつかのクリアしなければならない4つの試験があります。
それぞれの難易度を表にまとめてみました。あくまでもわたしの主観によるものです。ご参考までにどうぞ。
場所 | 難易度 | |
深視力検査 | 教習所と運転免許試験場 | ★★ |
技能試験 | 教習所 | ★★ |
学科模擬試験 | 教習所 | ★★ |
学科試験 | 運転免許試験場 | ★★★ |
わたしが実際に試験をうけた感想では、学科試験の難易度がいちばん高かく感じました。
新視力検査は、苦手な人には難しく感じるかもしれません。
この4つの試験がどのようなものかと、対策についてこれからご説明します。
深視力検査
深視力検査とは、遠近感や立体感を測るための検査です。通常の視力検査とは異なります。
車を運転するときに、他の車や障害物などと距離感が分からないと事故につながる恐れがあるため、行われている検査です。
わたしが検査を受けたときは、箱の中に3本の棒が横に並んでいて、真ん中の棒だけが前後に移動するものでした。
真ん中の棒が前後に移動して、他の2本の棒と横に並んだときに、スイッチを押して知らせるという検査です。
この検査を受けたときの感想としては、「え?!本当に棒が動いているの?」というかんじでした。
ただ3本の棒が横に並んでいるようにしか見えなかったのですね。
わたしは、何回か検査をやり直してもらえ、徐々に慣れて合格はできましたが…。
この深視力検査は、苦手な人にはめちゃくちゃ難しいと思います。YouTubeで「深視力検査」で検索すると対策動画が出てくるので、練習しておくことをおすすめします。
深視力検査は、教習所に入校するときと、運転免許試験所で学科試験を受けるときも受けた記憶があります。
わたしが受けたのは5年前なので、もしかするとどのタイミングで受けるかは変わっているかもですが、どこかのタイミングではあるはずです。
二種免許取得後、免許更新のときにも深視力検査はあるので、YouTubeの対策動画で練習しておくことをおすすめします。
技能試験
教習所で行われる技能試験は、運転技術を確かめるための試験です。
試験内容としては、S字やクランク、縦列駐車などと、一種免許でもあったかと思います。二種免許は一種免許とのきに比べると少し難易度が上がっているように感じました。
技能試験の前には、教習で何度も練習するので苦手な人でもそこでコツを掴めるようになることが大切です。
一種免許の教習から時間がたっているので、始めは難しく感じるかもしれませんが、実際にタクシードライバーをやっていると、教習所で練習しておいて良かったと感じる場面が多くあります。
教習所ではS字、クランク、縦列駐車など実際のタクシー業務で必要なスキルを学べるでしょう。
学科模擬試験
二種免許の学科模擬試験は、一種免許と比べて難易度が少し上がっているように感じました。
一種免許の内容に、旅客輸送に関する知識が加わっています。
旅客輸送に関する知識とは、お客さまを乗せて安全に走るための知識です。
教習所でもらえる過去問を繰り返し解くことが大切ですね。
学科試験
運転免許試験場で行われる学科試験に合格すれば、晴れて二種免許を取得できます。
実際に学科試験を受けた感想は、教習所で受けた模擬試験と比べると難しくなっていると感じました。
二種免許試験にはひっかけ問題もありますが、言い回しには慣れておく必要があります。
例えば、「○○できない」という言い方は「○○できることがある」という言い方よりも限定した表現なので、注意したほうがいいかと。
教習所でもらえる過去問と違う問題が出ますが、過去問を繰り返し解くことで正解率は上がるはずです。
地理試験の難易度
わたしが地理試験を受けた名古屋では、タクシー協会が試験を行っています。
地理試験は単独ではなく、法令、安全、接遇の問題も出題されました。
タクシー協会の学科試験の前には、タクシー会社の研修所、タクシー協会の講習も受けているため、これらの研修内容が身についていれば解けるレベルの内容です。
地理試験に合格後、乗務員証がタクシー協会から発行されます。



二種免許を取得する費用は、20~30万円くらいかかりますが、最近は全額負担してくれるタクシー会社が多くなってきています。
研修期間中の日給支給がある大手タクシー会社もあるようです。
タクシー会社のホームページなどに載っているので、確認してみましょう。
タクシーの二種免許については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>二種免許を持っていなくても、タクシーに転職できる。会社が費用を負担してくれる。
タクシーの仕事で難しいところ


タクシードライバーになるよりも、なった後続けていくほうが難しいとわたしは感じています。
わたしは新人ドライバーの同乗研修にも携わっていますが、入社後に辞めていった新人ドライバーをこれまでに何人も見てきています。
わたしがタクシードライバーをしていて感じている、この仕事を続けていくのが難しいと感じているポイントはつぎの通りです。
- 地理を覚えるまで時間がかかる
- 対応が難しいお客さまがいる
- 収入を安定させること
これから、これらのポイントについて解説していきます。
地理を覚えるまで時間がかかる
わたしは名古屋でタクシードライバーをしていますが、わたしが未経験からタクシードライバーになって、中心部(中区)の地理を覚えるまでに3ヶ月はかかりました。
中心部の地理を覚えたあと、そこから9ヶ月くらいかけて周辺部の地理を覚えていき、タクシードライバーになって1年後くらいには、名古屋市の主要道や交差点、ランドマークを覚えることができています。
タクシー業界が長い先輩は、営業圏全ての大通りを覚えるのに2年、その他の裏道を覚えるのにはそこから1年かかると言っていました。
どんなドライバーでも地理を覚えるまでには時間がかかります。
なので大切なことは、地理を覚えるまではお客さまに道を教えていただくための接客スキルがあるかどうかです。
お客さまに失礼なく道を教えていただくことができれば、地理が分からなくても目的地までお送りすることができます。
お客さまに道を教えていただくための聞き方については、研修で指導しているタクシー会社が多いとい思います。
地理を覚えることは大切ですがどうしても覚えるまでには時間がかかるので、その間はお客さまに道を教えていただく聞き方ができることがこの仕事を続けていくうえで大切です。
対応が難しいお客さまがいる
タクシードライバーをやっていると時には対応が難しいお客さまがいらっしゃいます。
わたしがこれまでに出会ったこのようなお客さまは、泥酔客や認知症のお客さまなどです。
目的地が分からなくてタクシーに乗ってくる、いきなり怒り出すなど、一筋縄ではいきません。
このようなお客さまが乗ってこられる確率は多くはありませんが、この仕事を続けていると誰でも経験をすることではあります。
自分では対応しきれないと思ったら、所属の営業所に電話で相談する、場合によっては110番通報して助けてもらうことが必要です。
わたしはこれまでに、このようなお客さまとのトラブルが原因で辞めていったドライバーを何人か見てきています。
収入を安定させること
わたしはこれまで約5年間タクシードライバーを続けていますが、いまでも収入を安定させることが難しいと感じています。
このことを一番感じたのは、新型コロナが流行してからです。
タクシードライバーは歩合制が基本なので、タクシー利用客が減って売上げが減少するとその分収入も減ります。
実際にわたしは、新型コロナが流行してから収入が約4割減ってしまいました。まわりのドライバーもわたしと同じくらい収入が減っている方がほとんどです。
新型コロナ以降、収入が減ったことで生活できなくなり辞めっていったドライバーも何人かいます。
新型コロナの打撃を受けているのはタクシー業界に限ったことではありませんが、新型コロナを経験して収入を安定させることの難しさに直面しているタクシードライバーは多いはずです。
このようなことはドライバーが解決できる問題ではありませんが、これからタクシードライバーに転職される方はできるだけ収入が安定し易いタクシー会社を選ぶことが必要かと。
タクシードライバーの現状の問題点として、わたしが感じていることも更に詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
>>タクシー転職で後悔している6つのこと【現役ドライバーの実体験】
タクシードライバーを続けていくためには、会社選びが大切


新型コロナ以降、経営がきびしくなり潰れていったタクシー会社もあります。
どのようなタクシー会社でも厳しい時代にはなっていますが、このような時代だからこそタクシードライバーを続けていくためには会社選びが大切です。
こらからタクシードライバーに転職される方には、大手タクシー会社をおすすめします。
理由としては、大手タクシー会社のほうが新人ドライバーでも稼ぎやすい体制があるからです。
こらから、タクシー未経験者が大手タクシー会社を選ぶメリットとデメリットを解説します。
大手タクシー会社を選ぶメリット
タクシー未経験者が大手タクシー会社を選ぶメリットは次のとおりです。
- 新入研修に力を入れている
- 保証給制度が手厚い
- 固定客がついているため、売上げを確保しやすい
新入研修に力を入れている
大手タクシー会社は、新人研修にとても力を入れています。
大手タクシー会社が新人研修に力を入れている理由は、固定客とつけるためにドライバーの接客スキルを上げたい、社員の定着率を挙げたいなどです。
実際にタクシー会社によっては、自社の研修所を設け2ヶ月近くみっちり研修しているところもあります。
研修期間中に先輩ドライバーが一緒にタクシーに乗って、売上げをあげるために必要な流し方のノウハウ、地理が分からないときの道の聞き方などを丁寧に教えていることも多いようですね。
固定客がついているため、売上げを確保しやすい
大手タクシー会社には固定客がついているため、ドライバーとしても売上げをあげるうえで恩恵が大きいです。
理由としては、大手タクシー会社は法人タクシーチケットの契約数や無線配車の実績といった面で強く、これらの実績はタクシードライバーが売上げをあげる基盤になります。
例えば、報道関係や製薬関係の大手企業と法人タクシーチケットの契約をしていることがあったり、ご自宅からタクシー会社に予約するご家庭が多いでしょう。
このような固定客がついていることは、タクシードライバーにとっては売上げを確保しやすくメリットが非常に大きいです。
大手タクシー会社を選ぶデメリット
タクシー未経験者が大手タクシー会社を選ぼうとするときのデメリットは次のとおりです。
- 入社の選考基準が厳しい
- 新人研修が厳しい
大手タクシー会社は、お客さまによりよいサービスを提供するためドライバーに求めるレベルが高くなる傾向があります。
人気がある大手タクシー会社は応募者の倍率が高く、選考基準が高くなることも珍しくありません。
大手タクシー会社は、新人に対してしっかりとした教育を行うため研修が厳しくなる傾向も強いです。
研修の厳しさに耐えられず辞めていく人もいるようですね。
まとめ


タクシードライバーになること自体は難しくはありませんが、タクシードライバーになるためにクリアしなければならないことはあります。
タクシードライバーになるために必要なことは次のとおりです。
- タクシー会社の採用試験
- 二種免許試験
- 地理の試験
この3つをクリアすればタクシードライバーになれますが、せっかくタクシードライバーになったとしても続けていけなければ意味がありませんね。
わたしがこれまでの5年間タクシードライバーを続けてきたなかで、この仕事が難しいと感じているのは次のようなところです。
- 地理を覚えるまで時間がかかる
- 対応が難しいお客さまがいる
- 収入を安定させること
未経験からタクシードライバーに転職してこの仕事を続けていきたい人には、大手タクシー会社がおすすめです。
理由としては、大手タクシー会社は新人研修に力を入れていることや、固定客が多く未経験者でも売上げがあげやすいことが挙げられます。
人気の大手タクシー会社は採用基準が厳しいことがありますが、タクシードライバーを続けていきたい方には挑戦していみるだけの価値があるはずです。
東京都でタクシードライバーを始めることをお考えのかたには、こちらの記事が参考になるかと。
東京都の大手タクシー4社を他社のタクシードライバーであるわたしが比較しています。