電話面談で非公開求人を紹介してもらえる↓
ドライバーズワーク【タクシー】
新人のタクシー運転手が、最短で地理を覚える方法


タクシー運転手になったけど、地理が覚えられないよ。
覚える量が多すぎる。効率的に覚える方法はないのか?
この記事を書いている私は、タクシー運転手歴6半ほど。
わたしはアパレル業からタクシー運転手に転職してきた為、タクシー運転手になった当初は営業エリアの5%くらいしか地理が分りませんでした。
2種免許取得後に2週間くらい会社の研修機関やタクシー協会などで地理を勉強しましたが、その研修中に覚えたのは営業エリアの15%くらいですね。
残りの80%は、一人乗りが始まり乗務中にお客さまに道を聞きながら、覚えていきました。
このページは、これまでに私が地理を試行錯誤で覚えてきたなかで、新人のタクシー運転手が無理なく効率的に地理を覚えていくための方法を説明していきます。
私は現在黒タクに乗りながら、現役のタクシー運転手として乗務中。これまでに苦情を受けたことはゼロ。会社の研修機関や、各営業所たんいの横乗りで,新人ドライバーさんへの指導も行っています。
法人が所有する社用車を運転して、幹部を送迎するハイヤー業務も担当しているので、高速に乗る機会も多いです。地元の人しか知らないような抜け道なども大好きでよく使いますね。
- 新人のタクシー運転手が地理を効率的に覚えるための方法がわかる
ブログの筆者について


新人のタクシー運転手が、最短で地理を覚える方法


地理を短期間で覚えるためには、乗務中に休憩時間などを使って地図を見ることと、自宅に帰ってからの復習が必要です。
短期間で地理を頭に定着させるためには、マメに地図を見ることや、お客さまに教えて頂いたルートを復習することが必要なのですね。
地理を覚えるためには、乗務中に地図を見よう
乗務中に見るべき地図は、カーナビの地図。
では市販の紙の地図ではなく、なぜカーナビの地図を見ることがオススメなのかというと、理由は次のとおりです。
- 地図を開く時間がかからないため、タイムリーに地理を確認できる
- スクロールでルートを追えるため、ルートの全体像が把握できる
- 拡大&縮尺が容易に行える
- 紙の地図を覚えても、お客さまをご案内するときに見るのは結局カーナビの地図
私も新人のころ、市販の紙の地図を乗務中に使って地理勉強を行っていましたが、カーナビの地図のほうが便利なことに気づき、だんたんと紙の地図は使う回数は減っていきました。
注意点として、走行中にカーナビの地図を見ることは、危ないですし道路交通法上の「ながら運転」に該当し罰則の対象になるで、必ず安全な場所に停車してから行ってください。
帰ってからの復習が大切。地理の復習にはこの地図が最適!
新人運転手が最短で地理を覚えるためには、自宅に帰ってから復習することが大切です。
新人のころはわたしも、実車中にお客さまに教えて頂いたルートを帰ってから確認するようにしていました。
自宅で復習するときに私が実際に使っていたのは、昭文社の「都市地図」。
この地図をオススメする理由は、都市全体が一枚で表示されていることですね。
普通のページ綴りの地図だと、ページをめくりながらルートを追う必要があり、把握しづらいと思います。
ですが、この「都市地図」であれば、ひと目でルート全体を把握することができるのでオススメです。
1100円くらいで、各都市で発売されています。参考までに「東京都の都市地図」のリンクを貼っておきますね。
帰ってから10分間の復習を毎日続けるだけでも、地理を覚えるスピードは全然違いますよ。善は急げです。
効率良く地理を覚えるための3ステップ


タクシー運転手が覚えなければならない地理の範囲は膨大です。
ここでは、タクシー運転手歴4年半のわたしが、どうやって地理を覚えてきたかの具体的なステップを解説していきます。
①地理の大枠をつかむ
自分の営業エリア全体の大枠をつかむことから始めましょう。
地理の大枠をつかむことがなぜ必要なのかというと、例えば、ジグソーパズルをするときに通常は台紙があって、その台紙の枠の中にピースを嵌め込んでいきます。
もしもこの台紙の枠がなかったらどうでしょうか?初心者の場合だと、枠がない状態でピースを並べてパズルを完成させることは困難でしょう。
地理についてもこれと同じで、まず営業エリア全体の大枠をざっくりとでも良いのでつかんでから、その大枠の中を埋めていくイメージで覚えていったほうが断然効率が良いですね。
具体的には、始めにご紹介したように、カーナビの地図をスライドさせたり、縮尺(500m~1㎞)表示させて使うこと、自宅復習で都市地図を使うことで地理の大枠をつかむことができます。
入社してから最初の数ヶ月は給料保証があるタクシー会社がありますが、このような給料保証がある期間の間に、営業エリアの外周りを走って見ることも良いでしょう。
実際に営業エリアの外回りを走ってみることで、規模感が掴めるようになりますよ。
②大通りを覚える
道路についてはまず、大通りから覚えるようにしましょう。
大通りから覚えるメリットは次のとおりです。
- 大通りは長い距離続いているため、大通りから覚えることで学習効率があがる。
- 大通りを覚えることは、交差点を覚えることにつながる
- タクシーは空車でも実車でも大通りを走ることが多い
- 大通りの上を高速が走っていることが多く、高速を覚える準備になる
実車や空車とわず走っているときは、今自分がどの通りを走っているかや、南北にどういう大通りが並んでいるか、東西にはどのような大通りが並んでいるのかも意識しましょう。
③交差点を覚える
わたしは新人のころに先輩ドライバーに、一日に1つで良いから交差点を覚えるように教えられました。
それだけで良いのかと、思われるかもしれませんが、一日に1つ交差点を覚えることを毎日続けていけば、五日で5つ、三十日で30個の交差点を覚えることができます。
交差点を覚えるコツは、交わる道路と一緒に覚えることです。大きな交差点は、複数の大通りが交わることでできているので、大通りを覚えることと、交差点を覚えることは密接につながっているのですね。
それと交差点を覚えるもう一つのコツは、交差点にある建物や風景をセットにして覚えることです。
交差点は文字の情報ですが、これを風景などのイメージと一緒に覚えることで記憶しやすく、頭にも残りやすいですね。
そのためには、ひたすら走るということも重要になってきます。
エリアの好き嫌いをしないことが、地理を覚える近道


ベテランのタクシー運転手になってくると、たいていエリアの好き嫌いがでてきます。
わたしも新人のころ、よく先輩ドライバーが「おれはこのエリアでは営業しないんだ」ということを言っていました。
タクシー運転手を続けていくと、エリアによって得意不得意が出てきますが、エリアと自分との相性はあるのでこれは問題ないと思います。
ですが新人の頃は、エリアの好き嫌いはしないで、色々なエリアで営業を重ねていくことが、地理を覚えていくうえでは必要です。
さきほど、ジグソーパズルの例で挙げたように地理を覚えていくためには、大枠を把握したうえで、その枠にピースを嵌め込んでいくことが必要です。
新人のころにエリアの好き嫌いを作ってしまうと、ある一部のエリアが埋まらないままになってしまうんですね。
そういったピースが埋まらないままのエリアは、タクシー運転手としての年数がたっても苦手なままです。
わたしは、できるだけ苦手なエリアは作らないほうが、お客さまをご案内するさいにも良いですし、営収を上げていく際にも有利だと思います。
念のために、苦手エリアを作ってしまい、そのような地理が分からないエリアでお客さまをお乗せしてしまったときの対応法のリンクを下に貼っておきますね。
タクシー運転手が、地理が分からないエリアでお客様をお乗せしたときの対処法
まとめ


新人ドライバーが短期間で地理を覚えるためには、乗務中は停車中の時間にナビの地図を見ることと、自宅に帰っってから10分間でいいので「都市地図」でその日に走ったルートを復習しましょう。
効率的に地理を覚えていくためには、①大枠をつかむ、②大通りを覚える③交差点を覚える、この3つのステップが重要です。②大通りと、③交差点を覚えることは密接に繋がっていて、この2つを覚えるためには、とにかく走りこんで景色や建物などのイメージと共に覚えることで、脳に定着しやすいでしょう。
あとは、新人のころは苦手エリアを作らないことが大切です。新人のころに苦手エリアを作ってしまうと、地理の全体図の中の一部分がずっと抜け落ちたままになります。
もちろんタクシー運転手を長く続けていくと、エリアごとで相性がありこれは仕方ないことですが、広いエリアで営業できたほうが営収も上げやすいかと。
以上が、新人ドライバーが短期間で地理を覚えるための方法です。
最後までご閲覧頂きありがとうございました。