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【体験談】タクシードライバーが事故を起こすとどうなる?
タクシードライバーになって、事故を起こさないか心配…。
タクシードライバーが事故を起こすとどうなる?
本記事では、このようなお悩みを解決していきます。
この記事を書いている私は、タクシー歴6年の現役ドライバーです。
私自身は、タクシードライバーへの転職後1年ほどで物損事故を起こした経験や、班長として他のドライバーが起こした事故の立ち合い経験があります。
この記事では、そうした経験を踏まえつつ、「タクシー運転手が事故を起こすとどうなるのか」について解説します。
- タクシードライバーが事故を起こすとどうなるか
- 事故現場で必要な対応について
- 事故の原因と対策
最初に簡単に結論を書くと、タクシー運転手が事故を起こすと以下のようなことになります。
- 心身にダメージを受ける
- 給料が減る
- 指導を受ける
- 会社からの評価が下がる
- 繰り返すと退職につながる
もちろんタクシー会社によって事故を起こしたドライバーへの扱いは異なりますが、当然ながら事故を起こすと様々な点でダメージを受けます。
なお、本記事では「ドライバーに過失がある事故」をメインに解説しています。もらい事故のようなドライバーに過失がないものについては「事故を起こした」とは表現していません。
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ちなみに、デメリットの一覧にある「給料が減る」の部分について気になる方も多いと思いますので、先に少し触れておきます。タクシー会社によっては、事故を起こした場合の修理費用などを給料から天引きされる場合があります。この辺りは会社によりけりなので、心配な方は入社前に確認しておくことをおすすめします。
どうしても「稼ぎやすさ」の部分に注目しがちですが、もしものときに出ていくお金のこともしっかり考えておくのが重要です。
そういったことは直接聞きづらい場合もあると思いますので、タクシー業界専門の転職エージェント経由で応募するのが良いでしょう。
ドライバーズワークは、タクシー業界に精通したアドバイザーが在籍しているので、事故を起こした場合の会社としての対応方法についても知ることができます。
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タクシードライバーが事故を起こすとどうなる?
当たり前のことではありますが、タクシードライバーが事故を起こすといいことはありません。
- 心身にダメージを受ける
- 給料が減る
- 指導を受ける
- 会社からの評価が下がる
- 繰り返すと退職に繋がる
ドライバー職なので当然といえば当然ですが、他の職業よりも事故は重く捉えられているように感じます。
ここからは、上記の内容について詳しく解説していきます。
心身にダメージを受ける
タクシードライバーが事故を起こすと、想像以上に心身にダメージを受けます。
私はタクシードライバーになって1年ほど経った頃に追突事故を起こしました。会計中にパーキングに入れ忘れ、徐行するくらいのスピードで前のクルマに追突したのです。
修理の必要がない軽い事故ではありましたが、それでも精神的なダメージは大きかったです。「なぜギアチェンジするという基本的なこともできなかったんだろう」と後悔の念がずっと付きまとうんですね。
事故は、そのときはたまたま被害が小さかったとしても、タイミングが悪ければ人の命を奪うことになる可能性があります。
また、事故によって心に受けたダメージを引きずっていると、また次の事故を引き寄せてしまうかもしれません。反省を再発防止につなげていくことも大切ですね。
私の場合は、事故から受けた精神的ダメージを「二度と事故は起こさない」という気持ちに変換して、それ以降は現在まで事故を起こしていません。
給料が減る
タクシードライバーが事故を起こすと、修理費の一部を払わなければならないことがあります。
タクシー会社には、任意保険に加入する義務があります(旅客自動車運送事業運輸規則第19条の2)。
一見すると、保険があるためタクシードライバーは修理費を会社から請求されることはないように感じますね。
しかしながら、タクシー会社によっては修理費の一部が給料から引かれたり、無事故手当てが受けられなくなるなどのペナルティがあるようです。
実際に、わたしが働いているタクシー会社では、修理費の一部がボーナスから差し引かれることがあります。
修理費を全額負担してくれるタクシー会社もあるようですが。何割かをドライバーが負担しなければならないタクシー会社もあるようです。
これからタクシードライバーに転職をお考えのかたは、入社する前タクシー会社に、修理費の負担割合について確認しましょう。
指導を受ける
事故を起こしたドライバーは、管理職や主任ドライバーから指導を受けることがあります。
指導の目的は、事故の原因を認識させて、改善させることです。
わたしのタクシー会社では、ドライブレコーダーの映像を社員の間で共有し、班会議で対策を話し合うこともあります。
死亡事故や重症事故にまでなると、国土交通大臣が認定する適正診断を受けなければなりません。
軽い物損事故であっても、将来的に死亡事故や重症事故に繋がる可能性があります。
タクシー会社としては、重大事故に発展する前に、そのような芽を摘みたいところ。
そのために、タクシードライバーが事故を起こすと、指導を受けることになるのです。
会社からの評価が下がる
タクシー会社がドライバーを評価する基準の一つとして、事故歴は大きな割合を占めます。
タクシードライバーが事故を起こすと、事故の被害者だけでなく、会社にも大きな損失となるからです。
では、会社からの評価が下がるとどうなるのでしょうか?
わたしが思うに会社からの評価が下がると次のようなことが起こります。
- 会社にとって重要な業務を任せてもらえなくなる
- 主任や管理職に上がり難くなる
- 上司からの当たりがキツくなる
事故を起こして一時的に会社からの評価が下がったとしても、無事故を継続することで評価が戻ることはあります。
主任や管理職に上がらずに、普通にタクシーだけやっていたい方でしたら、会社の評価を気にする必要はないのかもしれません。
しかしながら、会社からの評価が高いドライバーほど、好条件の業務を任せてもらえやすいとわたしは感じています。
タクシー会社によって評価基準は異なりますが、事故が少ないドライバーのほうが何かと重宝されやすいでしょう。
繰り返すと退職につながる
重大な事故を起こしたり、短期間のうちに事故を繰り返したりしてしまうと、退職につながることがあります。
わたしが働いているタクシー会社では、事故を繰り返すと誓約書を書かされます。
誓約書を実際に見たことはありませんが、クビになるというよりは、自発的に退職するようにされているようです。
実際これまでに、誓約書を書いたあとに辞めているドライバーがいます。
事故を繰り返していると、ドライバーからの評価が下がり、会社に居づらくなるということも考えられますね。
タクシードライバーの事故は多い?
令和元年のタクシーの事故(物損事故を除く)は9,995件ありました。
全体の事故件数381,237件に占めるタクシーの事故は、2.6%になります(全国ハイヤー・タクシー連合会の調べによる)。
体感ですが、タクシーの事故で多いのは物損です。
上記の事故件数に物損事故を含めると、かなり増えるものと考えられます。
わたしの営業所での事故について
わたしの営業所では、ここのところ事故がない月はありません。
営業所の規模にもよりますが、わたしの営業所では毎月誰かが事故を起こしています。
なかでも、入社後1年以内の新人ドライバーの自損事故が多い傾向があります。
ベテランドライバーの事故もなくなりません。
ベテランドライバーになると、自損事故の割合は少ないですが、物損や人身など大きな事故が多いようです。
タクシードライバーは、新人でもベテランでも事故のリスクと隣り合わせだと感じます。
【タクシードライバー向け】事故現場で必要な対応
業務中に事故を起こしてしまったら、とにかく気を落ち着かせて、適切な対応をすることが大切。
事故現場から逃げることは、絶対にあってはなりません。
警察に通報しないで現場から離れた場合、ひき逃げになってしまいます。
タクシードライバーが事故を起こしたときに、事故現場でやらなければならない対応をまとめてみました。
- 安否確認と安全確保
- 警察へ通報する
- 営業所へ報告する
- 相手方と連絡先を交換
- 警察の立ち会い
事故後の対応は、通常はこのような流れになります。
タクシー会社によって、この他にもルールがある場合があるので、確認が必要です。
事故対応について、もう少し詳しく解説していきましょう。
安否確認と安全確保
事故を起こしときにまず最優先すべきことは、乗客や被害者の安否確認です。
実車中なら、乗客に「申し訳ございません。お体は大丈夫ですか?」などとお声かけが必要です。
怪我などがある場合は、速やかに救急車を呼ぶ必要があります。
物損事故なら、周りの交通を阻害しないように車を路肩などへ寄せる配慮も必要です。
警察へ通報する
110番通報して、事故があったことを伝えます。
オペレーターの質問に沿って、事故が起きた場所や被害状況などを伝えます。
営業所へ報告する
営業所へも速やかに連絡します。
営業所から指示があれば、その指示に従うように。
ドライバーが動揺していてると、営業所が他のドライバーや管理職を立ち会いに向かわせるケースもあります。
わたし自身も、班長として他のドライバーの事故に立ち会った経験があります。
警察と営業所への連絡は必須です。
相手方と連絡先などを交換
警察に通報後、警察が到着するまでの間に、相手方と連絡先など交換しておくとよいです。
会社の事故担当者が相手方や保険会社と連絡がとれるようにしておくためですね。
事故処理は、通常タクシー会社の管理職が担当していることが多いです。
こちら側の情報は、相手方に聞かれたとおり伝えれば問題ないかと。
相手に聞いておくべき事項は、タクシー会社の指示に従いましょう。
通常は次のようなことを聞いておけば問題はないはず。
- 相手方の名前と連絡先
- 会社名
- 車両について(保険会社、車名、登録番号)
相手方の名前を聞くときに、免許証でも確認させていただくほうが確実です。
事故現場で修理費などの話はしないほうがよいかと。その辺りは、会社の事故処理係に任せておくべきです。
上記以外にも会社からの指示があれば、その指示に従いましょう。
警察の立ち会い
警察が到着したら、警察の指示に従って、質問されたことについて答えます。
わたしの経験では、警察から次のようなことを聞かれました。
- 名前
- 所属のタクシー会社
- 事故の状況
- 事故を起こした場所
- 損傷の度合い
警察の立ち会いでは、状況見分調書が作成されます。
警察が、現場から離れてよいと指示がでたら、離れて大丈夫です。
離れる前には、営業所に連絡して、警察の立ち会いが終わったことを報告しましょう。
営業所から車庫に戻るなどの指示があれば、その指示に従います。
タクシードライバーの事故に潜む原因【対策つき】
タクシードライバーが起こす事故で原因になりやすいのは、次の3つです。
- 確認不足
- 体調不良
- 安全の基本動作ができていない
わたしがこれまでに見てきたタクシードライバーの事故は、上記の3つのうちどれかに当てはまることがほとんどです。
安全確認、体調管理、安全運転は密接に関連し合っています。
例えば、体調が悪いと、確認不足や普段できている安全の基本動作ができなくなることにも繋がるでしょう。
従って、タクシードライバーは、安全確認、体調管理、安全運転の3つを普段から意識しておくことが大切なのですね。
これから、それぞれの原因がどのような事故に繋がるのかと、対策について解説していきます。
確認不足
タクシードライバーの事故で特に多いと感じるのは、確認不足による事故。
お迎え先のマンションの敷地内で、思わぬところに障害物があり擦ってしまったり、細い道を無理に進行して擦ってしまったりして事故になるケースが多いです。
対策
確認不足から起きる事故と、それぞれの対策をまとめてみました。
事故の内容 | 対策 |
バック自損 | アクセルを踏まずにバック。車から降りて、確認する。 |
細い道でこする | 車から降りて、車幅を確認する。 |
障害物にあてる | 落ち着いて、周りを確認する。 |
特に新人ドライバーに多いのが、確認不足による事故です。
車から降りて確認することで、障害物の見落としがなくなり、距離感がつかめます。
体調
睡眠不足や疲れから起きる事故は、重大事故になりやすく要注意。
運転中の居眠りは、ノーブレーキで他の車にぶつかってしまうことになり大変危険です。
対策
体調不良から起きやすい事故と、その対策をまとめてみました。
事故の内容 | 事故の対策 |
居眠り運転による衝突事故 | 眠気を感じたら運転しない。仮眠をとる |
信号無視による接触事故 | 疲れを感じたら、休憩をとる。 |
乗務中に眠気や疲れを感じたら、休憩をとる。
そして、普段からの体調管理が何より大切です。
体調不良にならないための対策は、こちらの記事で詳しく解説しています。
安全運転の基本動作ができていない
安全運転の基本動作ができていないと、たとえベテランドライバーであっても事故を起こします。
特に実車中は、ルートや時間を気にしているときに基本動作が抜けやすく、そういった時に事故に繋がりやすいです。
対策
安全運転の基本動作ができていないときに起こる事故と、その対策は次のとおりです。
事故の内容 | 対策 |
歩行者や自転車に衝突 | 停止線、歩道手前での一時停止(完全停止) |
会計中の追突 | 停車中は、パーキングとハンドブレーキ |
車線変更で接触 | 確認→ウィンカー→確認→車線変更 |
上記の対策は、安全運転の基本動作です。
慣れがでてくると基本がおろそかになり、事故に繋がりやすいかと。
普段から癖づけていることが大切です。
まとめ
タクシードライバーは事故を起こすと、何もいいことがありません。
- 心身にダメージを受ける
- 給料が減る
- 指導を受ける
- 会社からの評価が下がる
- 繰り返すと退職に繋がる
プロのドライバーとして事故を起こさないことが前提なだけに、事故を起こすと上記のような辛い立場になってしまいます。
ハンドルを握ることは、人の命にかかわることであるため、当然のことと言えるでしょう。
とはいえ、万全の対策をしたとしても事故になることはあります。
このため、普段から安全への意識を高く持ち、少しでも事故を起こすリスクを下げるよう努力することが必要です。
わたしがタクシードライバーを5年間続けてきて思うことは、事故をさけるためには、体調管理、安全確認、安全運転が特に大切だということ。
体調管理、安全確認、安全運転のなかのどれかが欠けているときに、事故を起こしやすいからです。
しかしながら、タクシードライバーを続けていると誰でも1度は事故を経験するものです。
事故が起きてしまったときは、適切な対応をするしかありません。
事故を起こしたときに必要な対応は、次のとおりです。
- 安否確認と安全を確保する
- 警察へ通報する
- 営業所へ報告する
- 相手方と連絡先を交換
- 警察の立ち会い
落ち着いて、行動することが必要です。
まずは、安否確認と警察へ通報すること。
営業所から指示がある場合は、その指示に従いましょう。
タクシードライバーの事故は、防げる事故が大半です。
これからタクシードライバーへ転職されるかたには、安全運転で事故がないタクシードライバーの人生を送って頂くことを願っています。
普段の安全への意識しだいで、事故のリスクは下げられると、わたしは考えています。
実際に私は、入社2年目の事故を除いては、これまで無事故でドライバーを続けてこられています。
これからタクシードライバーへの転職をお考えの方は、こちらの記事をご覧ください。
現役ドライバーであるわたしが、失敗しないための転職方法を解説しています。