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タクシードライバーは体調不良になりやすい?現役ドライバーが実情を教えます
タクシードライバーは体調不良になりやすい?
実際のドライバーに多い体調不良が知りたい。
体調が悪い乗客が乗ってきたときに、注意すべきポイントは?
この記事では、上記のようなお悩みを解決していきます。
タクシードライバーは体調不良になりやすい職業といえます。その理由は、以下の4つだと思っています。
- 睡眠の質が低い
- 運動不足になりやすい
- 長時間運転で体に負担がかかる
- 食事の栄養バランスが偏りやすい
それぞれ本文の方で詳しく解説していくのですが、タクシードライバーは「長時間労働」や「座りっぱなし」など体調を壊す様々な要因が凝縮された職業だと思います。
この記事を書いている私は、タクシー歴6年の現役ドライバーです。健康については、普段からYouTubeや本で情報収集している健康オタクでもあります。
この記事では、そうした経験や情報収集している内容を踏まえて、タクシードライバーの体調管理についても解説していきます。
- タクシードライバーが体調不良になりやすい理由
- タクシードライバーに多い体調不良とその対策
- 体調が悪いお客さまが乗ってきたときに、注意すべきポイント
ブログの筆者について
タクシードライバーは体が資本です。体を壊してしまっては仕事になりません。体調管理が非常に重要なのはいうまでもありませんが、それには働く環境も大きく関係してきます。
例えば稼ぎやすいエリアに事業所がある会社であれば、売上目標を達成しやすく、結果として長時間労働を防ぎやすいです。他にも、福利厚生で健康関連のサポートのある会社であれば、普段から健康に気を使いやすい環境に身を置けます。
体調関連が気になる方は、そういった観点でタクシー会社を選んでみることをおすすめします。会社選びには、タクシー業界専門の転職エージェントを使いましょう。
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タクシードライバーが体調不良になりやすい4つの理由
タクシードライバーは、体調不良になりやすい職業です。
タクシードライバーが体調不良になりやすい理由は4つ。
- 睡眠の質が浅い
- 運動不足になりやすい
- 長時間運転で体に負担がかかる
- 食事の栄養バランスが偏りやすい
これから、この4つについて解説していきます。
睡眠が浅い
タクシードライバーは、睡眠が浅くなりやすいです。
睡眠が浅くなると、仕事中眠くなったり、免疫力が下がることで風邪もひきやすくなることに…
睡眠が浅くなりやすい理由として、勤務時間が長いことや、夜間勤務があることが挙げられます。
タクシーの勤務スタイルで一般的な隔日勤務や夜勤は、夜間働いて昼間寝る生活スタイル。昼間は生理的に眠りづらいものです。
そのうえ、勤務時間が長く家に帰ったらご飯を食べた直後に寝ることになりやすい。
寝る直前に食事したりお酒を飲むと、寝ているあいだも胃や肝臓が働き続けることになり、睡眠が浅くなると言われています。
タクシードライバーは、睡眠が浅い生活に自然となっていることが多いのです。
運動不足になりやすい
タクシードライバーが運動不足になりやすい理由は2つあります。
- 勤務時間中のほとんどを車の中で過ごす
- 勤務時間が長く、帰ってから運動している時間がない
この2つは、わたしが実際にタクシードライバーをしていて感じていること。
上記のように、勤務中や帰ってからもなかなか運動する時間がないのが実情です。
タクシードライバーを長く続けていると筋力や体力が衰えていき、休日に買い物へ出かけると直ぐに疲れてしまい、ますます体を動かすことが億劫になる悪循環へ…
運動不足が続くと、肥満から生活習慣病へつながるため、病気になるリスクが上がってしまいます。
長時間運転で体に負担がかかる
タクシードライバーは長時間運転する仕事なので、体に負担がかかりやすいです。
特に痛めやすいのは、腰と手。
腰には、長時間同じ姿勢で座っていることじたいが悪いです。
手は、ハンドル回すときの加減で痛めることがあります。
体感ですが、わたしの周りのドライバーの半分は腰痛持ちです。手を痛めているドライバーはもう少し少ないですが、わたし自身は1年で2~3回はけんしょう炎になっています。
タクシードライバーは、勤務時間が長いうえ運転する仕事なので体に負担がかかりやすい仕事なのですね。
食事の栄養バランスが偏りやすい
タクシードライバーは、食事の栄養バランスが偏りやすいです。
理由の1つとして、勤務時間が長いことがあります。
タクシードライバーの勤務時間は、隔日勤務で20時間ていど、比較的短い夜勤でも10時間ていどと他の職業と比べて長いです。
勤務時間が長いため、勤務中にコンビニで菓子パンやおにぎりといった炭水化物がどうしても食べたくなるドライバーが多いのではないでしょうか。
また勤務後お腹を空かせて帰ると、肉系のものをガッツリ食べたくなるのは仕方ありません。わたし自身もそうです。
タクシードライバーになってから、前よりも太ったドライバーは非常に多いです。
タクシードライバーにとって、食事の栄養バランスが偏りやすいことは切実な問題なのです。
ここまで解説してきたように、タクシードライバーには体調不良になりやすい理由があるわけですが、実際にどんな体調不良が多いのか、その対策もあわせてこれから解説していきます。
※関連記事
>>タクシー転職で後悔している6つのこと【現役ドライバーの実体験】
タクシードライバーに多い体調不良
結論からいうと、タクシードライバーに多い体調不良とそれぞれの対策は、下の表のとおり。
タクシードライバーに多い体調不良 | 対策 |
睡眠不足による疲労 | 睡眠の質を高める |
生活習慣病 | 適度な運動・バランスのよい食事 |
腰痛 | 自分でできる対策をする・専門医にみてもらう |
風邪 | 免疫力を高める・ウィルス対策 |
上記4つの対策は、実際にわたしが行っていることです。
わたしは、ここ2年間は体調不良による欠勤はしていません。
これから、タクシードライバーに多い体調不良と対策について、詳しく解説していきます。
睡眠不足による疲労
特に隔日勤務や夜勤で働いているタクシードライバーは、睡眠不足によって疲労がたまりやすいです。
隔日勤務や夜勤は、夜間働き、昼間寝る生活スタイル。
わたし自身も夜勤を経験していますが、昼間寝ると早い時間に目が覚めてしまうことが多く、睡眠の質も浅いですね。
早い時間に目が覚めてしまったり、起きてから眠く感じたりと、疲労を感じながら乗務しているドライバーは多いかと。
そもそも人間の生活は、昼間活動して夜眠るのが本来なので、隔日勤務や夜勤で働くドライバーにとって辛いところではあります。
対策:睡眠の質を高める
睡眠の質を高めることで、疲労をためにくい体質に変えていくことができます。
睡眠の質を高めるためには、寝る90分前に風呂に入ることが有効。
深い眠りにつくためには、深部体温を下げることが必要ですが、風呂に入ると深部体温を下げることができます。
実際にわたしも、タクシーの仕事が終わって家に帰るとまず風呂に入るようにしています。
寝る90〜120分前に風呂に入るようにしていますが、これを始めてからは深く眠れるようになりました。
寝る前に風呂に入ることは、疲労感がとれ、深く眠れるので良いこと尽くめですね。
生活習慣病
タクシードライバーがなる生活習慣病のなかで特に多いのは、肥満です。
タクシードライバーは、仕事中ほとんど車のなかで過ごし、体を動かすのは洗車するときくらい。
そのくせ、休憩が自由にとれるため、コンビニで菓子パンやおにぎりをついつい買い食いしてしまうことが…
タクシードライバーは、生活習慣病になる生活をしやすいです。
対策1:適度な運動
タクシードライバーには、短時間でできるウォーキングやスクワットが適しています。
勤務時間が長いため、帰宅後はできるだけ体を休めることに時間を使いたいからです。
下記のとおり、ウォーキングやスクワットは短い時間で手軽にできます。
運動 | 必要な時間 | やるタイミング |
ウォーキング | 10~30分 | 仕事から帰宅後 |
スクワット | 1分 | 休憩のとき |
わたしは、ウォーキングから帰宅後にしています。時間は、仕事で疲れているときは10分くらい、余裕があるときは30分しています。週に3回以上はやっていますね。
スクワットは、勤務中で休憩のときにしています。15回を2セットしても、1分くらいなので隙間時間でできますね。
スクワットすると下半身が鍛えられます。
人間の筋肉のうち60~70%は下半身です。下半身を鍛えることで、効率よく基礎代謝をあげることができ肥満予防にも繋がります。
対策2:バランスの良い食事
栄養バランスの良い食事をすることは、生活習慣病を防ぐために必須。
揚げ物や炒め物など、カロリーが高い食事が多いと肥満になりやすいです。
そこで、タクシードライバーが簡単にできる栄養バランスを整える方法をご紹介します。
- 買い食いを、菓子パン→サラダチキンに変える
- 食事の前に、サラダを食べる
小腹空いたときタクシードライバーは何か口にしたいもの。
コンビニでの買い食いを、菓子パンやおにぎりといた炭水化物から、サラダチキンのような高タンパク質なものに変更しましょう。
最近のコンビニは、チキンバーやカニカマバーといった高タンパク食品が充実していて、味もなかなかです。
そして仕事から帰った後の食事は、まずサラダから。
食事の始めにサラダを食べると、満腹中枢が刺激され食べ過ぎが防げますし、栄養バランスが良くなります。
腰痛
タクシードライバーは、腰痛になりやすい職業。
タクシードライバーは勤務時間のほとんどを車内で過ごしますが、長時間同じ姿勢で座っていることは腰に悪いからです。
体感ですが、わたしの周りのドライバーの半分以上は腰痛を患っています。
ドライバーのなかには、腰が痛くて欠勤するドライバーも。
腰痛は、タクシードライバーの職業病だといえるでしょう。
対策1:自分でできる腰痛対策
腰痛対策として、まずは自分でできる対策を行うことが大切です。
わたしが実践している腰痛対策をご紹介します。
- シートにクッションを敷く
- 痛みを感じたら湿布を貼る
- 筋トレ
腰痛予防になりますし、症状が軽ければ改善させることも可能です。
詳しくは、タクシードライバーは腰痛になりやすい?現役ドライバーが教える対処法で解説しています。
腰痛は、まずは自分でできる対策をやってみて、それでも良くならなければ早めに専門医にみてもらうことが必要です。
対策2:専門医にみてもらう
腰の痛みが続くときは、早めに専門医にみてもらいましょう。
腰痛をそのままにしておくと、悪化しかねません。
早い段階で、接骨院や整形外科でみてもらったほうが、治りが早いです。
どの専門医にみてもらうかも、腰痛を治すためには重要かと。
周りのドライバーに、良い専門医がいないか聞いてみると良いでしょう。
タクシードライバーは腰痛持ちが多く、良い専門医は口コミでドライバーのあいだで広まることがあります。
腰痛が続いたら、早めに良い専門医にみてもらうことが、早期治療への近道です。
風邪
風邪でタクシードライバーが体調を崩すことはよくあります。
風邪をひきやすい理由としては、2つあります。
- 食生活の乱れや睡眠不足から、免疫力が下がりやすい
- 乗務中に感染のリスクがある
タクシードライバーは、自由に休憩できるためコンビニなどで買い食いしやすいかと。
菓子パンや揚げ物など、脂質が多く高カロリーの食べ物ばかり食べていると、栄養が偏り免除力が下がりやすいです。
また、タクシーは不特定多数の乗客を乗せるため、ウィルスに感染して風邪をひくリスクがあります。
新型コロナが流行してからは、タクシードライバーや利用者もマスクをつけることが一般的にはなりましたが、油断はできません。
対策1:免疫力を高める
免疫力を上げるために必要なことは、4つあります。
- しっかりと睡眠をとる
- 栄養バランスのとれた食事
- 風呂に入る
- 適度な運動
✔️ しっかりと睡眠をとる
睡眠時間を充分にとり深く眠ることは、免疫力を高めます。
隔日勤務や夜勤のドライバーは、昼間寝るためどうしても睡眠の質が浅くなりがち。
寝る90分前のに風呂に入ると、深部体温が下がり深い眠りに繋がります。
✔️ 栄養バランスのとれた食事
野菜と高タンパク質食品を意識すると、栄養バランスがよくなりやすいかと。
タクシードライバーは勤務時間が長いため、お腹を空かして家に帰ると、丼ものや脂ものをガッツリと食べたくなってしまいますね。
炭水化物や脂質をなるべく減らして、野菜やサラダチキンといったヘルシーな食品を増やすだけでも、栄養バランスは改善します。
✔️ 風呂に入る
風呂に入ると、体温があがり免疫力が高まります。
シャワーだけで済ませずに、10分以上40度ていどのお湯につかることで体温をあげることができます。
温度が高すぎたり、時間が長すぎたりすると、のぼせる危険性があるため、心地よい範囲でが良いでしょう。
✔️ 適度な運動
適度な運動を続けることは、免疫力アップに繋がります。
わたしがおすすめする運動は、ウォーキングです。
10〜30分の短時間でできるため、勤務時間が長いタクシードライバーでも日常の運動として取り入れやすいからですね。
ウォーキングをすると、体温が上がり免疫力を高めることができます。
ウォーキングとスクワットなどの筋トレを組み合わせると、筋肉がついて基礎代謝が上がるため、さらに効果が高まると言われています。
対策2:ウィルス対策
タクシードライバーは、一日の乗務のなかで不特定多数の乗客をお乗せします。
ウィルス対策をすることは、感染から身を守るために欠かせません。
新型コロナが流行してから、多くのタクシー会社がウィルス対策を行うようになりました。
タクシー会社が行っているウィルス対策として次の一般的なのは次の4つです。
- 車内の除菌・抗菌
- 飛沫防止シート
- 車内換気
- マスク着用
わたし自身はこれらの対策の他に、自分用のアルコールスプレーを持ち歩いて気になるときは消毒するようにしています。
※関連記事
>>「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由とは?現役ドライバーが解説
タクシードライバーは体調管理が大切
タクシードライバーにとって体調管理はとても大切です。
体調管理が大切な理由は2つあります。
- 欠勤すると給料が減ってしまう
- 体調が良くないと、仕事がつまらない
この2つの理由について、掘り下げて解説していきます。
欠勤すると給料が減ってしまう
タクシードライバーは、体調不良などで欠勤すると給料が減ってしまいます。
タクシードライバーの給料は、歩合制が基本になっているため、売上げがなければ歩合給がもらえないからです。
欠勤した日の売上げはゼロになるので、別の出勤日でそのぶんを取り返せなければ、給料が減ってしまいます。
欠勤が多くなればなるほど、給料が減っていくのです。
体調が良くないと、仕事がつまらない
タクシードライバーは、体調が良くないと仕事がつまらなくなりやすいです。
仕事がつまらなくなる理由は2つあります。
- お客さまとの会話など、営業を楽しめない
- 早く帰りたくなる
前日の疲れが残ったまま乗務していると、お客さまとの会話もなんとなく楽しめません。
営業を終えて戻るタイミングは、基本的にはタクシードライバーの判断に委ねられています。体調が悪い日は早めに切り上げて帰ることが可能です。
しかし、売上げが悪いのに早々に切り上げるのは、おもしろいことではありません。
そんな日が続けば、モチベーションが下がっていくでしょう。
仕事中に体調が悪くなることも、タクシードライバーを続けているとあるものです。
では、仕事中に体調が悪くなってしまったときは、どうすればよいのでしょうか?
仕事中に体調が悪くなったらどうする?
仕事中に体調が悪くなったら、無理は禁物です。
無理をすると、さらに体調が悪化することや、事故に繋がりかねません。
体調の程度にもよりますが、基本的には安全に車が停められる場所で休む。必要に応じて、会社に電話で相談することが必要です。
このあと予約で代えがきかない仕事がある場合など、よほどの事情がない限り、体調を優先させて早退させるなどの指示があるはずです。
タクシーは無理をしても良いことはありません。仕事中に体調が悪くなったら、休憩や会社へ連絡するといった早めの対応が必要です。
ここまではタクシードライバーの体調不良について解説してきました。
今度はお客さまのほうが体調が悪いときに、ドライバーとしてどういったことに注意すべきかについて解説していきます。
体調が悪いお客さまが乗ってきたときに、注意すべき5つのポイント
体調が悪いお客さまが乗ってきたときに、ドライバーが注意すべきポイントは、下記の5つです。
- 乗降時のお手伝い
- 車内温度に気を配る
- 悪路を避ける
- Gを感じさせない運転
- エチケット袋やウェットティッシュの備え
- 症状が重く走行困難な時は、会社や救急へ連絡する
タクシーは、通院で利用するお客さまの利用率が高いです。
体調が悪いお客さまが乗られたときにも、快適に移動できるように対応することがタクシードライバーには求められます。
そのために必要な5つのポイントについて、これから解説していきます。
乗降時のお手伝い
足腰が弱っているお客さまや、妊婦さんが乗られるときは、乗降時に手伝いが必要です。
足腰が弱っているかたは、座席に腰を下ろすのが容易ではないことがあります。
このような時は、座席に腰を下ろすまでまずは見守ること、お客さまの了承を得たうえで、必要なサポートをすることがあります。
妊婦さんが乗られるときは、スーツケースなどの荷物があるときは、お客さまの了承を得たうえで持ってトランクに載せてあげると喜ばれます。
安全に乗り降りできるよう、他の交通に配慮しながら、お客さまが求められているサポートを行うことが大切なのですね。
車内温度に気を配る
風邪などで体調が悪いお客さまが乗られたときは、車内温度に気を配りましょう。
体調が悪いお客さまは、暑さや寒さに敏感になっていることがあるからです。
例えば、「車内の温度は大丈夫でしょうか?」とお客さまに聞いてみるのもよいでしょう。
移動中に体調をさらに悪化させないためにも、他のお客さまよりも車内温度には気を配ることが必要です。
悪路を避ける
気分が悪いお客さまや妊婦さんが乗られたときは、特に路面状態に気を配り、走行中ガタガタと振動する悪路は避けましょう。
後部座は、ドライバーが感じる以上に振動や揺れが気になることがあります。
細い道よりもなるべく大通りを、ガタガタ揺れる道よりもなるべく平坦な道のほうが適しています。
とはいえ、渋滞を避けるためやむを得ない場合はあり、ドライバーとして判断が難しいときはあります。
ですが、快適で安全に移動できる最良の選択がでるように努めることが必要です。
Gを感じさせない運転
体調不良のお客さまをお乗せしているときは、普段以上にGがかからないな運転を心がけましょう。
運転中にGが同乗者にかかると、乗り物酔いするからです。
運転中にGがかかりやすいときは、つぎのようなときです。
- 加速時
- 減速時
- カーブを曲がるとき
ふんわり発進、ふんわりブレーキを意識して、カーブはできるだけスピードを落としましょう。
体調不良のお客さまが乗られているときは、Gを感じさせない優しい運転を心がけましょう。
お客さまの乗り物酔いさせない運転についてさらに詳しく知りたいかたは、こちらの記事が参考になります。
>>現役タクシードライバーが推奨、お客さまを乗り物酔いさせないブレーキ法とは?
エチケット袋やウェットティッシュの備え
エチケット袋やウェットティッシュを普段から備えていると、体調不良のお客さまが乗られているとき役に立つことがあります。
夜勤のドライバーは、エチケット袋を常備していることが多いですが、昼間でも車内で気分が悪くなるお客さまはいらっしゃるかと。
また、ウェットティッシュがあるとお客さまがエチケット袋を使用して手や口の周りが汚れてしまっても拭くことができます。
いざというときのためにも、エチケット袋とウェットティッシュを備えておくと安心ですね。
症状が重く走行困難なときは、会社や救急に連絡する
体調不良のお客さまを目的地までご案内する途中にお客さまの症状が重くなり、これ以上の走行が困難なときは、会社や救急に連絡する必要があります。
ドライバーの判断で対応してしまうと、取り返しがつかないことになりかねません。
このようなこと滅多にないとは思いますが、車内でお客さまの意識が薄くなってしまうケースが想定されます。
タクシードライバーは、万が一の事態でも対応できるように、緊急時の連絡網は普段から確認しておくべきです。
まとめ
タクシードライバーは、体調不良になりやすい職業だと言えます。
理由は4つあります。
- 睡眠の質が浅い
- 運動不足になりやすい
- 長時間運転で体に負担がかかる
- 食事の栄養バランスが偏りやすい
タクシードライバーの仕事には、これだけ体調不良になりやすい理由があり、普段からの体調管理が必要です。
タクシードライバーに多い体調不良と、それぞれの対策はつぎののとおり。
タクシードライバーに多い体調不良 | 対策 |
睡眠不足による疲労 | 睡眠の質を高める |
生活習慣病 | 適度な運動・バランスのよい食事 |
腰痛 | 自分でできる対策をする・専門医にみてもらう |
風邪 | 免疫力を高める・ウィルス対策 |
タクシードライバーを楽しく続けていくためにも、しっかり対策することが大切です。
タクシードライバーを5年間続けているわたしが感じることは、体調管理ができれば長くこの仕事を続けていけるということです。
タクシードライバーへの転職をお考えのかたは、こちらの記事をご覧ください。
現役ドライバーのわたしが、失敗しない転職方法について解説しています。