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タクシー業界は「終わり」なのか?現役ドライバーが2026年の現状と将来性を考察

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タクシー業界に興味がある人

タクシーはオワコンだといわれているけど、それって本当?これからタクシードライバーに転職するのはアリ?タクシー業界の現状と将来性について知りたい。

このようなお悩みを解決していく記事です。

この記事を書いている私は、タクシー歴6年以上の現役ドライバーです。名古屋でタクシードライバーをやっています。

タクシー業界に身を置く私が、「タクシー業界が終わり」といわれる理由やタクシードライバーという職業の将来性について考察します。

結論からいうと、すぐにタクシー業界が終わるわけではないと私は考えています。

特に日本は超高齢化社会により、お年寄りの足としての利用や介護タクシーなど、タクシーの利用はむしろ増えていくカテゴリもあるのではないでしょうか。

これからタクシー業界に転職しようとしている方も、参入するジャンルや入る会社によっては全然アリな選択肢だと思います。

とはいえ、今後のことを考えると不安になる方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、以下の内容でタクシー業界の今後について占ってみます。

  • タクシー業界は終わりなのかどうか
  • これからタクシードライバーに転職するのはアリかどうか
  • タクシー業界の現状とこれからの展望

ブログの筆者について

トモ

  • このブログの管理人(現役ドライバー)
  • タクシー運転手歴6年
  • 無事故4年以上
  • 運行管理資格保持(内勤1年経験)

Twitterアカウント(@shota_thanks)

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タクシー業界は終わり!?

冒頭でお伝えしたとおり、タクシー業界が終わるわけではないと、私は考えています。

ただし、タクシー業界はいくつかの問題を抱えており、厳しい状況が続いています。

現在タクシー業界が抱えている問題は、次の4つです。

  • 社会情勢の変化に収益が直結しやすい業界である
  • ドライバーの高齢化と人材不足
  • 将来、自動運転技術でタクシードライバーが必要なくなる
  • ライドシェアとの共存・競合が本格化している

ここからは、この4つの問題について詳しく解説していきます。

社会情勢の変化に収益が直結しやすい業界

タクシー業界は、社会情勢の変化に収益が直結しやすい業界です。

例えばコロナ禍での大幅減収はその典型例で、私の給料は35万円から23万円にまで12万円も減ってしまった月があります。ライドシェア解禁・自動運転進展など、構造変化が続く業界であることは念頭に置いておく必要があります。

夜の飲食店への時短営業や酒類提供を控える要請があったとき、タクシーの夜間利用者が激減してしまいました。私がタクシードライバーをやっている愛知県では、業績が悪化し廃業になったタクシー会社が4社あります。

このように、タクシー業界は社会情勢の影響を受けやすく、不安定な業界という点が1つのデメリットです。

ドライバーの高齢化と人材不足

タクシー業界は、ドライバーの高齢化と人材不足が慢性化しています。

全国ハイヤー・タクシー連合会の調べによると、タクシードライバーの平均年齢は60歳と高いです。

平均年齢が高いことは、定年を迎えて引退するドライバーが多くなり、人材不足に繋がっています。タクシー会社は、業界を若返らせようと積極的に若い人材を採用してはいますが、ドライバーの高齢化と人材不足はいまだに解消されていません。

さらに2024年からは労働時間の上限規制が適用されるため、タクシードライバー1人あたりの稼働時間が必然的に少なくなります(2024年問題と言われているものです)。人手不足に拍車がかかり、業界そのものが弱体化するのではないかという懸念があるわけですね。

自動運転技術でタクシードライバーが必要なくなる

AI技術の発達により、自動運転技術の進歩も目覚ましいものがあります。

野村総合研究所とイギリスのオックスフォード大学の共同研究によれば、「10年後にAIに代替可能な職業」としてタクシー運転手も挙げられていました。

ただし、個人的にはタクシードライバーの仕事が自動運転技術に奪われるまでには、まだまだ数十年単位の時間がかかるのではないかと考えています。次のような特性のある職業だからです。

  • 求められる接客技術が高い
  • 泥酔したお客さまへの対応
  • 他の交通への配慮
  • 求められる運転技術が高い

接客

タクシーには、ドライバーと会話したくて乗ってこられるお客さまがいます。いくらChatGPTのように言語処理能力が発達したAIでも、まだまだ人間同士の会話にかなうものではありません。タクシーに接客を求めるお客様には、まだまだ人間のドライバーにアドバンテージがあるはずです。

泥酔したお客さまへの対応

泥酔したお客様には、タクシードライバーが対応に困ることが多いです。タクシーが自動運転技術になったとしても、泥酔者にありがちな次の行動に対応することは難しいでしょう。

  • 行き先を言えない
  • 嘔吐する
  • 寝てしまって起きない
  • 暴行する

他の交通への配慮

道路は歩行者や自転車も利用するため、タクシーは他の交通に配慮しなければなりません。自動運転技術が他の交通に配慮することが難しい理由は2つあります。

  • 人は予想できない動きをする
  • 道を譲るという感覚は機械にはない

子供の飛び出しや、人間が運転する車の急な車線変更など、予測が難しい出来事もたくさんあります。

タクシーは求められる運転技術が高い

タクシードライバーは二種免許が必要な職業でもあり、一般のドライバーよりも求められる運転技術が高くなります。タクシーはお客様の自宅に予約で呼ばれるときがありますが、車を停めやすい場所に自宅があるとは限りません。時には車幅ギリギリの狭い道を通ることも…。実際にタクシードライバーをやっていると、たまに過酷な道路条件でヒヤヒヤすることがありますが、これを自動運転にできるのかと思うと疑問です。

ライドシェアとの共存・競合が本格化している

2024年4月、国土交通省は「自家用車活用事業」として日本版ライドシェアを解禁しました。現在はタクシー事業者の管理下・限定地域・時間帯という条件付きですが、すでに東京・大阪など主要都市で運用が始まっています。「将来くるかもしれないリスク」ではなく、「すでに動き始めた現実」としてタクシー業界と向き合う必要があります。

2025年末の日本版ライドシェア利用者は推計1,775万人、2026年末には1,915万人規模が見込まれています。タクシーとの共存・競合が本格化する段階に入っています。

そのような現実を踏まえて、タクシードライバーは「プロ」として一般ドライバーと差別化するために、より一層スキルを磨いておかなければいけませんね。

タクシー業界の今後の展望は?

名古屋でタクシードライバーをやっている私が感じる、タクシー業界の今後の展望について解説していきます。

深刻化する人手不足

コロナ禍で廃業したり他の業界にドライバーが出て行ってしまったことにより、人手不足はさらに深刻になっています。2024年には労働時間の上限規制が適用されるため、ドライバー1人あたりの稼働時間が減り、さらに人手は足りなくなることでしょう。

他の業界からの転職については、「売り手市場」といえるかもしれません。

このような状況下で、タクシードライバーに転職するのはアリかどうかを、次の章で解説します。

これからタクシードライバーに転職するのはアリ?

結論からいうと、人によってはタクシードライバーへの転職はアリだと考えます。

タクシードライバーに転職するのがアリな人は、次のタイプの人です。

  • 収入が上がる可能性がある人
  • 職場の人間関係から解放されたい人
  • 仕事のプレッシャーに押し潰されそうになっている人

収入が上がる可能性がある人

タクシードライバーに転職することで、今よりも収入が上がる可能性がある人は、タクシードライバーへの転職はアリです。

転職を考えているタクシー会社の給料が、いまの給料よりも高いなら、タクシードライバーに転職して給料が増える可能性は充分にあります。タクシードライバーの給料は歩合制が基本なので同じタクシー会社でも個人差がありますが、真面目にやっていれば平均給料は狙えるはずです。

タクシードライバーが人手不足で引っ張りだこの現在は、給与の条件交渉もしやすく、収入は上げやすいと言えます。また、お客様の取り合いにもならず、歩合も稼ぎやすいでしょう。

どれくらい稼げるかは地域や会社などによって様々なので、まずはタクシー業界専門の転職エージェントに問い合わせてみるのが良いでしょう。

職場の人間関係から解放されたい人

いまの職場で人間関係で悩んでる人、職場の不毛な人間関係から解放されたい人は、タクシードライバーへの転職はアリです。

理由は、タクシードライバーは職場の人間関係が非常に楽だからです。タクシードライバーは勤務時間のほとんどは、一人でタクシーで走り回っています。営業に出る前後の1〜2時間は会社で職場の人と過ごしますが、オフィスワークとは違って人間関係は楽です。

タクシードライバーは、基本的には個人プレーの仕事なので、自分の仕事さえキッチリやっていれば、人間関係はかなり楽です。

仕事のプレッシャーに押し潰されそうになってる人

仕事のプレッシャーに押し潰されそうになっている人は、タクシードライバーへの転職はアリです。

タクシードライバーは、自分のペースで働けるうえ、他の職業と比べて仕事上のプレッシャーが少ないです。物理的にも精神的にも「仕事を家に持ち帰る」ということがないからですね。

給料が歩合制なので、売上げをあげないと給料が下がってしまうプレッシャーはありますが、「どうして売上が少ないのか?」と上司から圧をかけられることはほとんどないと思いますよ。

これからタクシー業界へ転職する人が押さえておくべきポイント

タクシー業界は変わってきているため、何も考えずに転職すると失敗する可能性があります。これからの時代にタクシー業界へ転職する人が押さえておくべきポイントは3つあります。

  • 転職後の収入がどうなるか考えておく
  • 強みがあるタクシー会社を選ぶ
  • 未経験者は大手タクシー会社を選ぶべき

転職後の収入がどうなるか考えておく

これからタクシー業界へ転職を考えている方は、タクシードライバーになった後の収入がどうなるか考えておきましょう。

転職後の収入の目安は地域や会社によって大きく変わるので、まずはタクシー会社の求人やホームページを確認してみましょう。タクシードライバーの給料は、歩合制が基本なので、ドライバーによって変わりますが、タクシー会社が平均年収を公開しているなら参考にしても良いです。

また、タクシー業界専門の転職エージェントに話を聞くと、いろいろな候補の会社を例に給与について教えてもらえます。私のおすすめはドライバーズワークです。

強みがあるタクシー会社を選ぶ

タクシードライバーに転職する際、強みがあるタクシー会社を選ぶと給料が安定し易いです。

タクシー会社によって、介護送迎に強みを持っている会社や、マスコミ関係とのパイプがあることに強みを持っている会社などさまざまです。一般のタクシー利用者以外にも、マスコミや病院、地方自治体などとパイプがあるタクシー会社のほうが、ドライバーとしては活躍の場が増えて給料が安定しやすいでしょう。

未経験者は大手タクシー会社を選ぶべき

未経験者からタクシードライバーへ転職するなら、大手タクシー会社を選んだほうが安心です。理由は2つあります。

  • 新人教育に力を入れている
  • 稼げる基盤がある

大手タクシー会社は新人教育に力を入れていることが多いです。未経験からタクシードライバーになるとき、地理や安全、メーター操作など覚えることが沢山あります。未経験者は大手タクシー会社で経験を積み、その後中小タクシー会社へ転職するという流れも実はタクシー業界では一般的なんです。

また、大手タクシー会社のほうが、稼ぐための基盤が整っています。具体的に稼ぐ基盤とは次のとおりです。

  • タクシー専用乗り場
  • 法人タクシーチケット契約
  • 自社の配車アプリ
  • 知名度

まとめ

「タクシー業界は終わり?」という質問に対して、直ぐに終わるわけではないというのが本記事の回答です。

現在タクシー業界は下記の課題に直面しており、これらの課題を乗り越えられなければやがて終わりがくる可能性はあります。

  • 社会情勢の変化に収益が直結しやすい業界である
  • ドライバーの高齢化と人材不足
  • 将来、自動運転技術でタクシードライバーが必要なくなる
  • ライドシェアとの共存・競合が本格化している

とはいえ、いま直ぐタクシー業界が終わるわけではないので、何十年も同じ職業を続けたい人以外はこれからタクシードライバーに転職することはアリだと考えています。

最近は、転職への考え方は変わってきており、2〜3年が転職するタイミングとしても一般化してきています。

しかし、働く地域や会社選びなど、戦略的に考えて転職すれば、今後もタクシー業界で働き続けることはできると個人的には思っています。何より、タクシードライバーという仕事には非常に大きな魅力があります。

タクシードライバーを6年以上続けている私からすると、タクシードライバーは自由に動けて、職場の不毛な人間関係で悩まされることもなく、とても魅力的な職業です。

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トモ
【経歴】大手アパレルからタクシードライバーへ転職。ドライバー歴6年。転職経験5回。運行管理者資格あり【発信内容】タクシー業界が気になるかたにむけて、タクシードライバーの仕事内容、待遇、体験談など、分かりやすくお伝えしていきます。
当ブログは、原則リンクフリーです。引用する際は、出典元の明記とリンクをお願いします。
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